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みかんの木を育てる-四季の変化

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2015年10月17日
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カテゴリ:ミツバチ

ミツバチも、いよいよ試練の時です

10月17日、今日は雨が降ったため、遠出は明日に延期しました。
神奈川県の真鶴のみかん園で、二ホンミツバチを飼っているんですが。
今年で、ミツバチ養蜂は三度目の挑戦です。

これは、10月14日の巣門の様子ですが、

写真: DSC_0005

働き蜂がオレンジ色の花粉を抱えて帰ってきていました。
これまでのところ、ミツバチたちは無事ですし、順調の様です。

しかし、これまでの経験では、この時期は養蜂にとって難関なんですね。
これは、一昨年の10月9日に巣枠を取り出した時の状態です。

写真: 025

ビックリしたんですが、無残にも巣枠はボロボロにされてました。

これはスムシの仕業なんですね。
これまで、スムシという蛾の存在なんて知らないし、意識になかったんですが。
突然でしたが、初めてそのスムシの脅威を体験させられました。
巣箱の中に大量に発生して、巣枠をボロボロにしていました。

ミツバチはこの異常事態に、巣箱の蓋を開けた途端にあたりをブンブンと飛び回りだして、
ふたたび巣箱にはもどることなく、まったくの収拾不能となり、ただ見守るだけでした。
結局、ミツバチはどこかへ逃去してしまった。
これが最初の養蜂体験で、みごとに失敗でした。


養蜂への挑戦の二度目は、去年の、2014年10月8日でしたが、
その少し前から、オオスズメバチが巣箱にやって来るようになりました。

そこで、ペットボトルをつかって捕獲するようにしました。

写真: DSCN2369

これまでの真鶴では、スズメバチなどはほとんど見かけることはなかったんですが、
それは、現実の状況を知らなかったんですね。

自然の豊かな真鶴半島には、オオスズメバチがたくさん生息していたんですね。
養蜂家の方が、その様子をアドバイスしてくれました。

これは、10月下旬に、一つのペットボトルを空けた時のもの。

写真: DSC_0009

なんと、数個のペットボトル全体では、80匹ものオオスズメバチがはいってました。

私なども、初めてオオスズメバチの存在を、まじまじ見ることとなりました。
オオスズメバチは王者です。
悠遊とやってきては、巣箱のまわりをうかがってました。
私などが見かけたのは、そのごく一部であって、あらためて多さにびっくりしました。
これがミツバチの巣箱の蜜をねらって、繰り返し執拗に押しかけていたんですね。
これじゃあ、ミツバチたちとっても、とても安住の地ではなかったわけです。


しかし問題は、スズメバチによる外からの脅威だけではなかったんですね。
スズメバチに気を取られていた間に、巣箱の中が大変なことになっていました。

前回の失敗の原因、スムシが再び大量に発生していたんです。
注意はしていたつもりだったんですが。
気づいた時には、またもや巣枠はボロボロにされていました。

写真: DSCN2570

何回かスムシを退治したので、大丈夫と思っていたんですが、甘かったんですね。

クモの巣の様な糸をはった中に住み着いていて、ミツバチから身を守っていた。
10月25日、気づいた時には、巣枠の大半はスムシの巣と変わっていました。

写真: DSCN2522

ミツバチもある程度までは、スムシを追い出していたんですが、
ここまで行っちゃうと、ミツバチがいくら頑張っても万事休すです。
結局、2回目の去年の挑戦も、ミツバチたちは逃去してしまいました。


ということで、一昨年、去年と、これまでの2回の養蜂への挑戦でしたが、
これが2回とも失敗してしまいました。
いずれも難関は、10月の後半から11月上旬、この時期でした。
順調そうにいっていたのが、ある日、気づいた時には後の祭りになってました。
そうした危険をふくんだ時期にはいっているわけです。

今年はというと、まだオオスズメバチを見かけていません。
去年より登場が遅いようです。
私などが留守の時に活動しているのかもしれません。
養蜂家の方によると、「11月上旬までは、注意が必要だ」とのこと。
またスムシの方ですが、その都度、注意してみてますが、
時々、2,3匹をみつけては、つまみだしていますが、
これまでのところ、大量の発生するにはいたっていません。
まずまず、大事なくここまではやってきました。

しかし、問題はこれからです。
注意を必要する時期に入っています。
当方はまだ、無事な11月のミツバチを見た経験がないんですね。
養蜂家の方のいうことには、無事に冬を越して、来春の分蜂を捕獲できてこそ、
養蜂としているといえるし、それが養蜂の年サイクルだ、とのことです。

従って、ここしばらくは、みかんの収穫とともに、ミツバチの様子に要注意です。
今日は雨でしたが、明日は様子を見てきます。






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Last updated  2015年10月17日 19時00分48秒
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