ミツバチも、いよいよ試練の時です
10月17日、今日は雨が降ったため、遠出は明日に延期しました。
神奈川県の真鶴のみかん園で、二ホンミツバチを飼っているんですが。
今年で、ミツバチ養蜂は三度目の挑戦です。
これは、10月14日の巣門の様子ですが、
働き蜂がオレンジ色の花粉を抱えて帰ってきていました。
これまでのところ、ミツバチたちは無事ですし、順調の様です。
しかし、これまでの経験では、この時期は養蜂にとって難関なんですね。
これは、一昨年の10月9日に巣枠を取り出した時の状態です。
ビックリしたんですが、無残にも巣枠はボロボロにされてました。
これはスムシの仕業なんですね。
これまで、スムシという蛾の存在なんて知らないし、意識になかったんですが。
突然でしたが、初めてそのスムシの脅威を体験させられました。
巣箱の中に大量に発生して、巣枠をボロボロにしていました。
ミツバチはこの異常事態に、巣箱の蓋を開けた途端にあたりをブンブンと飛び回りだして、
ふたたび巣箱にはもどることなく、まったくの収拾不能となり、ただ見守るだけでした。
結局、ミツバチはどこかへ逃去してしまった。
これが最初の養蜂体験で、みごとに失敗でした。
養蜂への挑戦の二度目は、去年の、2014年10月8日でしたが、
その少し前から、オオスズメバチが巣箱にやって来るようになりました。
そこで、ペットボトルをつかって捕獲するようにしました。
これまでの真鶴では、スズメバチなどはほとんど見かけることはなかったんですが、
それは、現実の状況を知らなかったんですね。
自然の豊かな真鶴半島には、オオスズメバチがたくさん生息していたんですね。
養蜂家の方が、その様子をアドバイスしてくれました。
これは、10月下旬に、一つのペットボトルを空けた時のもの。
なんと、数個のペットボトル全体では、80匹ものオオスズメバチがはいってました。
私なども、初めてオオスズメバチの存在を、まじまじ見ることとなりました。
オオスズメバチは王者です。
悠遊とやってきては、巣箱のまわりをうかがってました。
私などが見かけたのは、そのごく一部であって、あらためて多さにびっくりしました。
これがミツバチの巣箱の蜜をねらって、繰り返し執拗に押しかけていたんですね。
これじゃあ、ミツバチたちとっても、とても安住の地ではなかったわけです。
しかし問題は、スズメバチによる外からの脅威だけではなかったんですね。
スズメバチに気を取られていた間に、巣箱の中が大変なことになっていました。
前回の失敗の原因、スムシが再び大量に発生していたんです。
注意はしていたつもりだったんですが。
気づいた時には、またもや巣枠はボロボロにされていました。
何回かスムシを退治したので、大丈夫と思っていたんですが、甘かったんですね。
クモの巣の様な糸をはった中に住み着いていて、ミツバチから身を守っていた。
10月25日、気づいた時には、巣枠の大半はスムシの巣と変わっていました。
ミツバチもある程度までは、スムシを追い出していたんですが、
ここまで行っちゃうと、ミツバチがいくら頑張っても万事休すです。
結局、2回目の去年の挑戦も、ミツバチたちは逃去してしまいました。
ということで、一昨年、去年と、これまでの2回の養蜂への挑戦でしたが、
これが2回とも失敗してしまいました。
いずれも難関は、10月の後半から11月上旬、この時期でした。
順調そうにいっていたのが、ある日、気づいた時には後の祭りになってました。
そうした危険をふくんだ時期にはいっているわけです。
今年はというと、まだオオスズメバチを見かけていません。
去年より登場が遅いようです。
私などが留守の時に活動しているのかもしれません。
養蜂家の方によると、「11月上旬までは、注意が必要だ」とのこと。
またスムシの方ですが、その都度、注意してみてますが、
時々、2,3匹をみつけては、つまみだしていますが、
これまでのところ、大量の発生するにはいたっていません。
まずまず、大事なくここまではやってきました。
しかし、問題はこれからです。
注意を必要する時期に入っています。
当方はまだ、無事な11月のミツバチを見た経験がないんですね。
養蜂家の方のいうことには、無事に冬を越して、来春の分蜂を捕獲できてこそ、
養蜂としているといえるし、それが養蜂の年サイクルだ、とのことです。
従って、ここしばらくは、みかんの収穫とともに、ミツバチの様子に要注意です。
今日は雨でしたが、明日は様子を見てきます。