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みかんの木を育てる-四季の変化

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はなたちばな3385

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2024年10月24日
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みかん園の通路づくり

10月22日-23日と、小田原・石垣山のみかん園に行った来ました。
総選挙の最中でのみかん作業です。
この選挙でも農業の問題が、一つの課題となっています。

小田原のみかん園ですが、ここでも安定した営農が出来ませんから、
子弟には他の安定した職業について、家庭をつくってもらっている。
みかん畑にたずさわっているのは、今や70歳代というのは若手の部類です。
高齢者が、畑を維持しているのが一般的な姿です。

今回の小田原行きは、農夫の高齢化により、手の及ばなくなった畑の援農です。

これがそのみかん畑への入り口です。



この春には、きれいに整備されていたんですが、半年間人の手が入らないとご覧の通りです。
右側のお茶の木の上から、クズやヤブカラシがみかん園への通路にかぶさりかけています。

正面の木には、ママコノシリヌグイの蔓がかぶさってみかんの木を覆っています。
そのままにしておくと、せっかくのみかんが陽が当たらずに、葉も呼吸が出来ずに木が枯れてしまいます。つる草の剥ぎ取りと雑草を刈ることが、今ここの僅々の課題なんです。

みかん園が雑草で消滅しかけている、それがこの畑の現実です。



この春までは、この畑は、雑草などなくて、きれいなみかん畑だったんです。
みかんの木の何本かは、ママコノシリヌグイによって覆われちゃっています。
木に近づくためには、草刈りして、通路をつくらなければなりません。



畑に入るには、幹線の通路をつくらなければなりません。
今回の作業は、その通路づくりでした。
お茶の木沿いに背骨にあたる幹線となる通路をつくりました。



これで、畑に入って、畑の中の草取りができる、そのための道が出来たわけです。

今回は、そこまででした。
次回は、木にかぶさっているママコノシリヌグイを剥ぎ取ります。
ママコは、棘のあるつる草で、網のようにかぶさってますから、簡単ではないんですが。
今回の通路をつくるだけで、4つの大きな束になりました。

農家の要求ですが、なんたって農夫が高齢化するなかで、
畑を維持していく上で、以前の様には手が及ばなくなっている。
それぞれが、体力のギリギリのところで頑張っているんですが、そうなっているんです。

数年まえに学習会に参加したんですが、
最盛期の面積からしたら、その時点で3割強の畑が耕作放棄地なっていると。
私などの援農は、当初はみかん園の荒廃地の再生を目標にしていたんですが、
今や、何とか今の畑を維持することが、
みかん畑を草刈りして、畑の荒廃化を止めることが、目標となっています。

収穫したみかんですが、販売しなければならない。
無農薬ですから、病害虫の傷痕もあり、姿かたちは劣るんですが、美味しいんですよ。
酸味の中の甘さという、小田原みかんの独特の特徴があるんです。
北限の産地での完熟したみかんの味は、フレッシュでジューシーで美味しいんです。
みかんの収穫は、今、早生みかんの収穫が始まりだしています。
11月半ばになれば、中心となる大津や青島の収穫も始まりだします。

その前のひと仕事です。
収穫が本格化する前に、ひと通りのみかん畑の草刈りを済ませておかなければならない。
そうしないと、みかんの収穫作業に集中できなくなるわけです。

ということで、次に行けれのは、総選挙の投開票の後ですが、
この選挙でも、農家にとって、今の放任政策ではなくて、
安心して営農が出来るような、はやく責任ある政策主体が出来てほしいものです。






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Last updated  2024年10月24日 12時15分20秒
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