縄文社会の資料館-都立埋蔵文化財センター
縄文時代が見えてくる資料館東京都の多摩市にある都立埋蔵文化財センター。京王線・小田急線の多摩センター駅のすぐ近くにあります。多摩市・稲城市・八王子市・町田市にひろがる多摩ニュータウン。その規模は、東西14キロ、南北4キロ、総面積3,000ヘクタールです。ここで、1966年から40年かけて、発掘調査が行われてきました。290ヘクタール、770か所の遺跡が発掘調査されてきたといいます。都立埋蔵文化財センターは、発掘の中心的役割を果たしてきたとのこと。写真は、外から見えるように土器が保管されている資料室です。別に展示室もあります。主には、縄文時代の土器が保管されています。これだけ広大な広さを発掘調査した例は、他にはないと思います。それによって、縄文社会がどのようなものだったか、ある程度伝わってくると思います。施設の隣には、復元された住居の遺跡があります。この地自体が第57遺跡の場所とのことです。その遺跡です、縄文時代前期前半(約6,000年前)と、中期後半(約4,500年前)の集落遺跡だそうです。多摩ニュータウンが造られた時は、そこが人口の薄いところだったから、団地が造られたのでしょうが。そのために、広大な発掘調査が行われた。そうしてみると、この地の縄文時代の社会が大きく見えてきた。そうした発掘調査の結果が集められている埋蔵文化財センターです。ためている資料の多さの割に、展示スペースが狭いきらいがありますが、とにかく、ここには縄文時代を知る最高の資料が集積されているはずです。東京都埋蔵文化財センター のホームページですhttp://www.tef.or.jp/maibun/