カテゴリ:最近の出来事
会社の同僚とランチをしながら、空き巣談義で盛り上がりました。彼女の家も一度入られたそうですが、なんと北側の手洗いの格子のついた窓からの侵入だったそうです。格子がついているから安心とは言っていられません。彼女が言うには、人間は頭さえ潜り抜けられれば身体全体は通ってしまうものなのだそうです。 さらに彼女の話では、綺麗にしている家ほど、泥棒は勘が働くそうです(笑)。よーし、挑戦してやろう、と意欲がわくのでしょうか。確かに彼らは犯罪者ではありますが、一応プロですから、それなりに身体も鍛え、獲物に対する嗅覚も優れ、そして意外と人間の心理分析にたけているのかもしれません。闇の世界に身をおいているとはいえ、あなどれません。 事実今回もわずかな現金と商品券はちゃんと探し当てて持っていきました。あと、これも冗談で話していたのですが、もし入り込んで、たいした収穫がなかったら、これはこれで問題です。せっかくリスクを侵して侵入したのに、成果がゼロでは洒落になりません。逆切れされて放火されたり、床に醤油をこぼしていったり、という例もあります。ということは、少しは収穫物の足しになるようなものを置いておくのがいいのかもしれない、と思ってしまいます。 私が子供の頃よく読んだ漫画「さざえさん」には、結構泥棒にまつわる漫画がありました。その中で傑作だったのは、サザエさんの家にしのびこんだ泥棒が、さて、家捜しをしようと思っていたところに、こんちはー、と酒屋さんの御用聞きが集金にきます。あわてて泥棒は、はいよ、といって応対してお金を払わされます。そしてなぜか、次々とその日は集金のとりたてが相次いで、結局全部その泥棒が支払うことになり、「何で泥棒の俺が立て替えるのか」といってしょんぼりする漫画でした。なんともほのぼのとした漫画でした。あの当時は強盗でも滅多に人を傷つけなかったようですし、義理人情というものがまだ伝わる時代でした。 今は義理人情どころか、普通の人だと思っていた人間がいきなり「きれて」人を殺してしまったり、しかもその「きれる」原因が、ちょっと無視された程度のことであったり、何か独りよがりの被害妄想的な感じがあります。単に時代が違うと言い切れない要素があるとは思いますが、それだけ人とのコミュニケーションが不足している時代なのでしょう。犯罪の凶悪化を憂いて、これは偏差値教育の大きな弊害だと指摘する人もあり、家庭のしつけのあり方、しいては子供を育てる親の姿勢を問題にする人もいます。 しかし、偏差値教育の弊害を受けていないと思われる70代以降の高齢者にも、最近新聞報道では、かなり凶悪な犯罪の加害者になっている例もあります。一つ一つを丁寧に検証していけば、共通の問題点が見つかるか、というとそうでもないかもしれません。 ひところ少年犯罪が続いた頃、少年法を改正しようとか、何故小学生に殺人が起きるか、といったことがしきりに論ぜられました。これについて、アセンションを唱えている精神世界の人たちは、犯罪が凶悪化し、地球環境もどんどん破壊されていくのは、地球そのものの地軸、あるいは磁場が急激に変化をしているからだといいます。そしてそれは何でも2012年にピークになるとかで、そのとき人類に浄化が始まるというのです。 このアセンションと言う言葉は昨年私は初めて知りましたが、精神世界では常識なようで(笑)、アセンション(これは上昇と言う意味です)に備えるためには、人間は精神的に高いレベルに達して一緒に上昇しなければならず、そのために人格を磨き上げ、徳を積まなければいけないとされています。 でもこれって、よく考えたら、宗教でいう世紀末の教えに似ています。つまりある一定の範囲で、選ばれた人たちとそうでない人たちに別れ、選ばれた人たちには特権(地球からほかの星に上昇する機会、キリスト教でいえば天国に入る権利)が与えられる一方で、選ばれなかった人たちは魂あるいは意識ごと消滅してしまうという図式です。 今日は空き巣の話からなぜかアセンションに話題が飛びましたが(爆)、世の中いろいろな考えがあるものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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