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◇ パラダイム・シフトとは『時代の思考の枠組みの転換』などと解釈されることが多いが、元も意味は違ったらしく、これ自体が誤解釈、拡大解釈らしい。
http:// パラダイムは、規範、範例などという意味らしいが。 今日は、あえて『時代の思考の枠組みの転換』という解釈でいきます。 ◇ 最近、科学技術の発展によって『デフレ』とか、『労働の概念』が変わりつつあるのではないかと思います。 単純労働はまだ残っていくとは思いますが、その多くが機械とか、コンピューターに置き換えられ、ハイテク機器の値段は、機能が向上しているにも関わらず、年々、値下がりしていきます。 デフレの進行そのものが、科学技術の発展によってもたらされ、それに伴って、人間がまるで機械のように工場で働くということは徐々になくなっていって、工場の機械の監視とか、メンテナンスが人間の仕事になっていってます。 ◇ 僕の仕事も、要するに、24時間自動制御の機械設備の監視や操作だったのですが、2008年頃から資格を取って、メンテナンスができるようにならないとなあと、何となく思っていました。 この方向性は、あまり意識はしていなかったのですが、時代の変化に対応していたことになります。 これからは、単純労働者であっても、機械や物理化学の知識が必要になってくるし、世界の工場と言われていた中国人とかも、これからは機械に置き換わっていくように思います。 ◇ そうなると、『労働の概念』そのものが変わっていきます。 身体を動かすという『単純労働』が減っていき、機械の制御や監視などのどちらかというと、『頭脳労働』に重点が移っていきます。 20世紀に、経営学者のドラッカーなどが言っていた『知識労働者』台頭です。 コンピューターの登場によるIT革命とやらも、この方向性を加速しているように思います。 ◇ そうなると、今の労働市場の人材のミスマッチの解消も、高度な専門、技術教育などによって、実現していくしかないことになります。 専門知識や技術を持った『知識労働者』の育成なくして、あり得ないことになります。 介護ひとつとっても、認知症とかの高齢者を相手にする訳だし、認知症の医学的知識が必要だし、それをケアするための心理技術や対応技術は非常に難しいものになると思います。 サービス業などでは違ってくるとは思いますが、身体を動かすことが働くことという時代は終わっていき、『知識労働者』や『頭脳労働者』の育成が急務になるように思えます。 ◇ デフレの問題も、中国のせいだとよく言われますが、根本的には科学技術の発展によって、機械化が進み、生産コストが下がっていることが原因に思えます。 確かにそれが中国に集中している訳ですが、IT関連はインドが中心だったりしますが、中国の大連あたりでは大規模な日本語のコールセンターがあり、mixiの『サンシャイン牧場』のアプリ(ゲーム)も中国のソフト会社が作ったりしてますね。 ネットゲーム、オークション、SNSも、コンピューターによるIT革命の賜物ですが、仕事と言えば、サイト構築、メンテナンス、サイト運営というのが日常業務だったりします。 ◇ 『デフレ』というのは、科学技術の発展によって『人間が働かなくてもいい世界の実現』の賜物なのですが、急にそうなっちゃうと、人の絶対量が余ってしまう訳で、それが今の日本の深刻な問題でもあります。 とはいえ、中国で生産している100円ショップの商品とか、ハイテク機器などを見ていると、農業分野にも技術革命が起きて、デフレでなどの生活費が全般的に下がっていくこと自体は悪いことではないように思います。 この『デフレ』と『雇用』がリンクしているのが問題なんであって、『雇用』問題さえ解消できればいいのですが、これからも構造的に人はどんどん余っていってしまうでしょう。 ◇ そうなると、高度な専門技術を持つ『知識労働者』の育成が急務であるけど、『雇用』や『労働』の概念そのものを変えていく必要もでてくるかもしれません。 民主党政権によって、労働者に手厚い政策が実現しそうですが、、『雇用』や『労働』の概念=思考の枠組みや意味自体を見直していく必要があるように思います。 問題の本質は間違いなく、この辺りにあるはずですが、僕の思考もこの辺りでぐるぐると同じと所をまわってしまうので、この続きは、また、今度ということで、二度寝の眠りにつきます。
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Last updated
2010.01.05 07:28:23
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