淀風庵の酒詩歌日記

　王さんも故・中内さんに優勝を捧げることが
出来なかったという意味でも無念だろうな。
　
　ロッテと余輩にはひとつの関係がある。昔、
カバヤのキャラメルのおまけとしてプロ野球ス
ターのカードが入っていたことがある。
　その撮影のために広告会社にいた若輩の私は
いくつかの球団をスポーツ新聞のカメラマンと
一緒に廻った。
　１球団２名の選手を撮影させてもらうために、
あらかじめ連絡はしてあるが、試合前に球場で
球団の広報担当に挨拶するのが役割であった。
なかでも南海ホークスの鶴岡監督に難波球場事
務所で挨拶したのは印象深い。

　ロッテの前身の東京オリオンズは東京の北千
住（東京スタジアム）にあり、そこで桜井さん
という部長？に会って挨拶したところ、木樽とい
う在日韓国人の投手は有望であり、彼をもっと
売り出したいとのことで、どこかスポンサーが
ないかなあと若輩に話されたのだ。
　とっさに、ロッテ製菓（当時）の社長が韓国
系の方だと余輩が話した。彼はあそうですか、
と少し驚いていた。
　
　ただそれだけのことであったが、後に木樽が
ロッテのＣＭに出演したと記憶しているが、や
がてロッテに球団が身売りされたので驚いた。
　その後は、村田兆治投手や有藤、落合選手、
金田監督などえを擁しての破竹の時代もあった。
　
　今日あらためてその４０年前を思い出している。