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カテゴリ:酒の詩歌
5日のTBS系のテレビバラエティ番組におい
て、最も「お人好し」な県は岩手であることが、 同局の全国アンケートの結果にもとづき発表され ていた。 岩手人といっても、昔女性2人と出会っている 程度で、千昌夫なんかしか知らない余輩ではある が、同番組では「お人好し」を象徴するものとし て宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を紹介していた。 彼は岩手・花巻の出身であり、37歳で永眠す る2年前に病に臥したとき手帳に記したのがこの 詩である。 「…東ニ病気ノコドモアレバ行ッテ看病シテヤリ 西ニツカレタ母アレバ行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ 南ニ死ニソウナ人アレバ行ッテコハガラナクテ モイゝトイヒ 北ニケンクワヤソショウガアレバツマラナイカ ラヤメロトイヒ …… ミンナニデクノボートヨバレ ホメラレモセズクニモサレズ」 サウイフモノニワタシハナリタイ」 法華信者としての賢治の人のために尽したいとい うひたむきな思いが迸っている詩といえよう。 なお、「お人好し」度最下位は東京都であった。 東京砂漠とはよく言ったものであるが、寄せ集め人 種のルツボでは已むを得ないのであろうか。 実は、今年の賀状には「雨ニモマケズ」の替え 歌を『雨ニモマケズ 初夢・望酒歌』として遊び心 で鋭意記載したのだが、まださしたる反響もない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年01月08日 10時53分09秒
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