淀風庵の酒詩歌日記

　今年も大阪天満宮の祭礼、天神祭に出かける。
　 昼間は天神橋筋を散策。商店街を神輿や獅子舞、傘踊り、太鼓車などが行き交いし混雑した。
　肝心の天満宮境内には規制のため入れずじまい。とにかく狭いのが難で、いつも境内での催しが見れないのだ。
　
　夜はさらに若い人を中心に次々と大川辺に押しかけ、帝国ホテル周辺もすごい混み様だ。やはり浴衣姿が目立ち爽やかな華やぎだ。
　船渡御にはビール各社や新聞社、私鉄、日清食品など企業船も目立つが、舞台船、落語船、文楽船、歌舞伎船、能船などの芸能船が大阪的である。
　
　なお、関西大も初めて出船していた。当宮は道真が大宰府に流される途中に参った将軍社の横に建立されたものだが、学問の神様ということもあって、大学の参加が阪大、神戸大（商船学部）、追手門学院大を含めて４大学になった。

　大学ベンチャーの時代、産学協同をイメージしているのか、学生獲得のイメージ戦略の一環なのか、産業・大学・芸能・宗教などごちゃ混ぜであるあたりが大阪的であろうか。花火もほぼ真上にしばし眺めて、８時過ぎ、早めに引き上げた。