淀風庵の酒詩歌日記

　酒事ではないが、あまり記したくない身内の災難。

　先週土曜日に、家人が以前住んでいた街の病院で耳鳴りを診てもらいたいと言い出したので同伴することになった。帰路、車内か喫茶店内か、ヨドバシカメラ内か、はたまた路上か定かでないが、余輩が手に持っていたビニール袋入りの薬を無くしてしまったことを帰宅してから気づいた。梅田の交番を含め、店と市バス、地下鉄に問い合わせたが薬は出てこなかった。

　一週間後の本日、改めて診察と薬の調達に同病院に２人してゆく。帰り際、家人の靴が履物棚から無くなっており、またまた家人はしょげ込んでしまった。仕方なく近くのライフで家人は靴を買ったのであるが、どうもスカスカで履き心地がよくないというので、また、売場に行って別の靴に交換してもらった。

　実は余輩の靴をそろそろ買おうと行ってた矢先であり、なにもかも歯車がかみ合わない年末である。新聞によれば、先週は余輩の運勢が悪く、今週は家人の運勢が悪かったと家人は言っており、それが中ったことになる。中途半端に今日の運勢を気にして、躊躇しながら出かけたことが、悪い結果を呼んだのであろうか。

　やはりといおうか、持ち帰った薬３種は前の病院と同種のものであり、家人はこれは飲みたくないなどと、選別している始末だ。どうも最近二人とも顔の皺が深くなったようだ。