|
カテゴリ:日本酒紀
おりよく磯さんから「博多練酒」と同じ蔵元の「若竹伝兵衛馥郁元禄之酒」が届いた。
練酒は、室町時代から造られている幻の酒ともいわれる練り絹のような白酒(5度)の復活版であり、一度飲みたいと念じていた酒である。見るからにどろっとしており、触感はきめ細かくソフト、甘味ほのかで気品が漂う。 閑吟集に、 「上さに人のうち被く 練貫酒の仕業かや彼方よろり 此方よろよろよろ 腰の立たぬはあの 人のゆゑよなう」 と詠われており、なかなか甘美で色香を感じさせる酒との表現もできよう。あまりアルコールに強くない女性にはとくに受けそうな女酒ともいえるものだ。 「元禄酒」は元禄時代に創業の若竹屋醸造場が復刻版として造ったもので、黄金色でとろみのある古酒の風格が漂う酒である。精米度85%の玄米に近い米で25日仕込んだ純米酒と記されている。かなりの甘露であるが、喉切れはよい。 立春そうそう誕生日を祝うに縁起の良い酒にありつけ嬉しい哉。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年02月07日 11時55分47秒
コメント(0) | コメントを書く
[日本酒紀] カテゴリの最新記事
|
|