淀風庵の酒詩歌日記

　５月２日

　東京のＴ広告代理店時代のマーケティング仲間Ｉ氏と１３年ぶりに再会。友が昨年末に京都に越してきて、昨日実現したものだが、元々京都の大学出身で、大阪のＴ製薬やＰ化粧品会社に勤めていたことがあるから彼にとっては数十年ぶりの帰郷といえる。

　がんこ三条店にて、東京時代の仲間の消息から、友の大学教授に転進してからの体験談を聞く。また同病相憐れむに及ぶ同世代だ。上加茂神社の近くに住み、桜など堪能している。
　
　こちらは２ヵ月ぶりに外で飲んだが、純米酒３００ｍｌでかなりふらふらする状態。そこそこで切り上げて、木屋町通りの古い喫茶店でゼリーミルクを食べての歓談で締めとなった。

　友に会う前に、京都勧業館での春の古本即売会へ、青山茂『酒雑事記』と板倉又吉『酒縁』をゲット。前者は店長をよく知っている大阪の海月書店のコーナーで求めた。リュックを背負って４０店を１時間１５分でときには駆け足で回ったが、目も足も疲れた。

　さらに家人の要望により、今出川のお寺に伺い頼み込んで、展覧会で見た日蓮像を正式に拝することができた。