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テーマ:絵が好きな人!?(4300)
カテゴリ:ウォッチング
大阪市立美術館で有秋会の展覧会が催され、今年もS顧問の力作「シンフォニー」に触れた。Sさんも丁度会場にいて、しばし案内頂いた。
楠の老木を力強く墨絵のように描いた作品で、根や芽の隅々まで筆致が繊細に行き届いているし、遠近感もくっきり。その場に自分が居るような感覚を醸し出してくれる。奈良公園に何度も通って描き上げていかれたという。 シンフォニーとの命題は、作者が自然の個々の精が交流、交感、照応、交響することを表わしたかったからであろう。 他の絵がカラー物であったり、ぼかした日本画であるなかで、ひときわ目立つ。昨年の枯蓮、一昨年の大賞に輝いた春日大社の吊り燈篭(大賞)と、古いながらもパワーが溢れ出ている。これこそSさんの念であると思うが、描き初めて5年とは思えない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年10月14日 21時08分48秒
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