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淀風庵の酒詩歌日記

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2012年01月29日
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カテゴリ:ウォッチング
 最近、『酒場での十夜』と『酔いどれアメリカ文学』を古本で入手したが、訳者&著者の森岡裕一教授は、外大英語学科に学び、国立大学大学院に進み、同大学の教授になった経歴を持つことが分かった。
 前書はT.Sアーサーの禁酒小説であり、後書ではフィッツジェラルド、へミングウェイ、フォークナー、ユージン・オニールというアルコール依存症作家が取り上げられている。しかも4人とも20代や30代で禁酒法時代を過ごしており、フィッツジャレルド以外の作家はノーベル賞を受賞している。

 ピューリタニズムの強い影響下にあるアメリカだけに禁酒法が制定されるなど、飲酒についてはさまざまな議論が沸騰したが、同時代を経験した作家とアルコールの関係の追究は興味深いテーマだ。
 それにしても、米国の詩人による酒詩はなかなか見つからず、不思議なことだ。


 森岡教授のことを知って、学生時代に高槻市内で1年間間借りしたとき隣の部屋にいた前波清一君(英語学科、福井県三国出身)のことを思い出した。新聞社に入社したが、間もなく辞めてどうやら学者になっているとの情報を得ていたが、このたびネット検索したところ、大阪教育大学文学部の教授になっており、10年ほど前に退官していることが分かった。

 ギリシャ文学が好きで、モナコ王妃になった女優グレースケリーの大フアンだった彼が、イエーツ、シング、マーチン、グレゴリー女史などに代表されるアイルランド文学、戯曲を研究する英文学者となっていた。昔、新聞社で会ったとき、広告部に在籍していたが、仕事にはつまらなそうな態度であったのを思い出す。

 夢に向けて一念発起、退職して大学院博士課程を修し、教育大学の教壇に立ち教授への道を歩んでいたのだ。学生には厳しい先生だったとの退官にあたっての送る言葉がサイトに掲載されている。そう、彼は学生時代から厳格な男であった。





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最終更新日  2012年01月29日 20時52分29秒
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