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カテゴリ:酒の詩歌
昨日、古書会館にて、セロファンカバーがしてあって背表紙の判読できない書を、一応取り出してみると、なんと明治44年発行の富永沙鴎著『酒道楽』なる書。500円だからまたびっくり。
中身は漢詩を除いて、原則、ルビ付きのため、逆に読みにくい体裁。年代もので、ヤケや薄汚れは目立つ。 内容は酒にまつわる雑学で、作者は酒から詩的趣味を覚えると述べているように、酒詩歌も豊富に紹介されており、知らなかった詩歌も多い。歴史上の酒行事、酒に関する嗜好や言葉も網羅されている感じ。本書に影響を受けて、住江金之や芝田晩成の酒雑学本が生れたものと察せられる。 古書ネットで本書を調べると、5,000~21,000円するから、思いがけない掘り出し物だった。 ●酒好きの合せ鏡や唐やまと 詩をつくる人歌をよむ人 (江戸時代、酔亀亭天の広丸の狂歌『酒百首』より) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年03月04日 22時00分58秒
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