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カテゴリ:織田作之助
織田作文学トリビア第5回
★クミコが歌う織田一枝 織田作原作『競馬』は亡き一枝を偲んで、競馬場で1の単勝を買い続ける男、すなわち織田作の姿を描いたものだ。それと、詩にあるアドバルーンも織田作の小説のタイトルであるし、「放浪」も昭和15年に発表した作品だ。これらの材料をもとに競馬フアンならではの寺山が語り歌にしたのだ。 『競馬』に題材を得た、寺山修司作詩、クミコによる「織田一枝」のライブの映像も見たが、癌死する妻への嫉妬と哀傷が心に響いた。 『かもめ 寺山修司メルヘン全集9』 「愛十色」より「織田一枝―織田作之助の小説「競馬」のヒロイン 」より。 たしかに あの人の放浪は 生まれた途端にもう始まって いたのです。 アドバルーン アドバルーン 二人の心は揺れている 放浪したいが 紐がある アドバルーン アドバルーン ひとり下宿に残されて ぼんやり見ている 夏の空 アドバルーン アドバルーン 女の過去はわからない 風に吹かれて ながされて アドバルーン アドバルーン やけにふかした煙草には 過ぎしその日の ためいきが… アドバルーン アドバルーン その身は放浪していても 心はいつも 残ってる アドバルーン アドバルーン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年03月15日 00時53分33秒
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