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淀風庵の酒詩歌日記

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2012年03月16日
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カテゴリ:織田作之助
 織田作文学トリビア第7回

 ★「織田作の小説が親代わりだった」もず唱平

産経新聞「家族を語る」より(2011月11月13日)

  「釜ヶ崎人情」(昭和42年)、「花街の母」(同48年)などのヒット曲で知られる作詞家で大阪芸術大学芸術計画学科教授、もず唱平さん(73)=大阪府枚方市。

 「12、13歳のころでしょうか。普通だったら多感なときですよね。でも、僕は家族がそんなふうだから(母子家庭)、感情をぶつけたり、考えたりする場が乏しかった。その代わり、当時の僕の心のよりどころになったのが、織田作之助の小説。全部読みましたよ、彼の作品は。
 
 大阪の庶民生活などを描いた作家でね、(一般的に子供が父親らから学ぶ代わりに)彼の作品からたくさん学んだ。家族のことも含め、人の生き方や考え方なんかをね。なかでも、子供ながらに、何に一番引かれたかといえば、あの大阪弁やった。なめらかで、味があって…。とにかく、あの時代を表していたのでしょう。だから、すごく共感できた。
 
 《織田作之助との年齢差は25。庶民の素朴な日々を描きながら、人間とは、社会とは、と語る彼の作品から、ちょうど子が父を見るように、人生や社会の教えを受けたという。また、当時の織田作品への傾倒ぶりはのちの作詞家としての才能も予見させ、実際、18、19歳ごろから大阪で友人と同人誌を作り始める》

 もずの「釜ヶ崎人情」は、釜ヶ崎に半年通って、庶民目線でドキュメンタリー・タッチで書いた歌詞で、60万枚のヒット作となった。これぞ、大阪庶民を描いた織田作の視点にほかならない。

「釜ヶ崎人情」(作曲・三山敏、歌・三音英次)

立ちん坊人生 味なもの
通天閣さえ 立ちん坊さ
だれに遠慮が いるじゃなし
じんわり待って 出直そう
ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎

身の上話に オチがつき
ここまで落ちたと いうけれど
根性はまる出し まる裸
義理も人情も ドヤもある
ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎





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最終更新日  2012年03月16日 21時41分43秒
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