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テーマ:今日の出来事(292089)
カテゴリ:織田作之助
藤沢邸・西華山荘跡に顕彰碑が完成、除幕式に次いで、ほぼ隣接する住吉大社の吉祥館で記念講演会〈十津川計氏)&映画上映が行われた。 昭和において大阪文壇のサロンのような藤沢の山荘には、今宮中→大阪高校→東大→「辻馬車」同人として終生の友だった秋田実、長沖一を初め、織田作之助、吉田留三郎、庄野英二・潤三、坂田寛夫、石浜恒夫、小野十三郎、杉山平一、安西冬衛、伊東静雄、岸本水府、今東光、司馬遼太郎、藤本義一、難波利三、田辺聖子など大阪の著名な作家が訪れている。 藤沢の著作は200冊を越え、映画・テレビドラマ化された作品は40に達する。戦前に映画化された「新雪」は灰田勝彦の歌とともにヒットした作品のひとつで、青春群像をユーモアを交えて描くのが特徴。 趣味は、俳句、将棋(アマチュア7段)、麻雀、撞球、競馬、野球(ホークスフアンでもある)と多彩であった。なお、藤沢が織田作を菊池寛に紹介したのは、京都競馬場でのことであった。俳句での織田作にまつわる逸話もおもしろい。 『夫婦善哉』の出版(創元社)の口利きに始まり、織田作墓碑(墓碑文も)や法善寺横丁の織田作碑建立、織田作之助賞設立を主導したのが藤沢であるので、藤沢への思いがひとしお湧いた当日であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年03月17日 21時51分46秒
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