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カテゴリ:日本酒
ざりがにはうどんが好きです。ざりがには、というか、家がうどん好きで讃岐出身でもないのに家でうどんを打ってよく食べてました。
そんなわけでうどんは今でもよく食べます。おわり。 じゃなくて。 ざりがに的にはかけうどんを食べるなら駅より立ち食いよりはなまるうどんだと思ってるのですが、このはなまるうどんで今「うどん定期券」なるものを売り出してます。 このうどん定期券なる券は500円で購入後一ヶ月間一日一回全商品が105円引きになるという代物。全商品ということは105円のかけうどん小も105円引きになるということ。つまり0円。 いいですか?世の中安い商品というのはあっても0円になるということは中々ないことですよ。それをはなまるはいとも簡単にやってのけた。これは賞賛に値しますね。 もちろんこのうどん定期券というサービス自体は企業として利潤あるサービスです。 500円という金額は安いように見えますが単純に考えても5回通わないと元が取れない金額。休日を除くと月二十日のうち最低5日は通わないと元すら取れない。言い換えれば週一回以上通う必要がある。 つまりこの時点である程度うどん好きがメインターゲットとなるわけです。 ある程度通ってる人は「はなまる行ったらこれとこれを頼む」とメニューが固定化されている客も多いと思いますがこの券によって追加で何か頼もうかな、とかいつもと違ったうどんにしてみようと思ってくれたらもういいお客さん。はなまるの思う壺。 そもそも客単価の安い商売はコストの大半を人件費が占めます。かけうどん小だけを頼まれればそりゃ赤字でしょうが一品でも頼んでもらえれば、つまりかけうどん中を注文して105円でも払ってもらえれば原価程度は十分回収できていることでしょう。 もちろんこのうどん定期券によってある程度の新規開拓も望めるでしょうしマクロでは間違いなく利益の出るサービスといえるでしょう。中々面白いサービスを考えるものです。 さて。 今日は果実香と吟醸香のざりがに的解釈を少々。果実香は吟醸香のひとつなのですが用語として自分でも混同してるので整理。 吟醸香とはその名の通り一般的な吟醸酒に感じる香り。香華、十四代(純米吟醸以上)、鳳凰美田、明鏡止水などなど。出品酒に感じる香りと同じもの。カプロン酸エチルの香りが代表的なのかな? ![]() ![]() ![]() ![]() 吟醸香豊かな酒は大変うまいんだけどありすぎるとくどい場合がある。前に一度某蔵の出品酒生原酒を飲んだときあまりの香りに吐きそうになった。市販酒でも鳳凰美田の純米吟醸別撰黒ラベル生なんかはかなりの威力。 対して果実香というのは、同じ吟醸香でも果実をほおばったときに感じる感じに近い香り。 両者を例えるなら砂糖の甘さが吟醸香で果物の甘さが果実香、かな。砂糖は入れすぎると甘すぎて困るけどスイカはいくら甘くても困らないのに近い。 つまり果実香のある酒はいくら果実感があっても困らないってことになるんだけど、そもそも果実香を感じる酒自体が非常に少ない。 ざりがにが飲んだ限りだと正雪、十四代(純米以下)、村祐(純米代吟醸亀口のみ)くらいしか思いつかない。 ![]() この果実香がとにかく好みなんですよ。うまい。果実香のお酒を飲んじゃうと吟醸香の豊かなお酒がくどく感じちゃう。来年はどうなるかわからないけど今年のキーワードは間違いなく「果実香」これに決まりですね。 果実香のあるお酒は日本には他にもたくさんあると思うのでこれからも果実香あるお酒を探していこうと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月19日 22時02分40秒
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