六月のぼやき
平成16年6月のこと。
慕っていた師匠の影を踏むどころか、
苦労して築き上げた役を奪ってしまう形となった。
あり得ない話であって、未だにそのしこりを残している。
師のプライドを傷つけ弟子に軍配をあげた方は、
9月に定年退職の予定。
私が企画する送別会に師は参加されない。
理由は、8、9月の仕事の予定がなく、お体を休める為に、
田舎に帰るから・・・。
私は、師匠にこんな形で引退して欲しくはなくて、
今でも復帰を待っている。
師匠が居なくなって、4、5月の過重責務の為に、
2か月近くも出血が止まらなくなり、
平成16年、17年と連続して6月に手術を受けている。
ギリギリの所まで、手術日を延ばして。
加害者であり、罰せられるも当たり前な気がしている。
こんな事態は全く予想してはいなかった。
師匠のことを、私は現在もお慕い申し上げている。
普通に食事もするし、ご挨拶もしているが、
心の底から、許して貰える日は来るのだろうか。
どうやって、責任を果たせば良いのか。
・・・・・思案投げ首。
師匠への贈り物