テーマ:映画館で観た映画(8575)
カテゴリ:映画
今日は、先日、アカデミー賞外国語映画賞を
受賞した「おくりびと」について。 おくりびと 「おくりびと」限定品お線香(お線香) * この作品、 昨年秋の見たい映画リストに入っていたのですが 時間が取れず、残念ながら見逃してしまいました。 (ご参考:2008/10/30ブログ) 自宅でDVDをあまり見ない私にとって、 映画館上映を見逃したということは、 その映画とはご縁がなかったということと同じ。 それが、今回のアカデミー賞のおかげで 再び映画館での上映が決定 なんて、ラッキーなんでしょう これを逃すわけにはまいりませんっ! ありがとう、アカデミー賞 * 映画館、びっくりする位、混んでいました。 普段、映画館に来慣れていない人たちも結構いらっしゃったようで チケット売り場とかが、騒然としていました。 アカデミー賞効果って、ホントすごい。 * さて、感想です。 静かで、優しい・柔らかな映画でした~。 最初の方から、私、ハンカチが手放せませんでした 突然に呼び出されたり、 整っていないご遺体に向かわなくてはいけないなどと たいへんなこともかなりあると思いますが、 しかし、納棺師って、 いいお仕事だなぁ~と思いました。 様々な人生を送ってきた人たちの この世の中における、最後のお手伝いが出来るんですものね。 けど、涙腺が異常に弱い私には かなり難しいお仕事だと思います。 旅立ちのお手伝いをしている間に 私も、ご親族と一緒になって 号泣してしまいそう。 これじゃ、仕事になりません(笑) * この映画は、「死」と「生」をすごく対照的に、 かつ、両者の「繋がり」を強調して 描いている作品だなぁ~と思いました。 この映画で「生」を明確に表現していたのは、 “食”でした。 納棺の仕事が終わった後、 多くの場面で「食べる」シーンが映されていました。 「生きる」ということは 他の「命」を頂くということ。 つまり、「死」は、それで終わりなのではなく、 別の「生」「命」の支えとなり、循環しているんだ、 ということを表現していたように思いました。 はっきりとセリフは覚えていませんが、 火葬場の担当者が 「私は、出発の門番なんです。 “死”はそれで終わりなのではありません。 亡くなった方が、新しい場所へ行かれるのを、 またいつか会おうなと言って、いつも見送っています。」 と話されていたのが、印象的でした。 * また、主人公が最初に手がけたのが、 一人暮らし・死後2週間以上経った女性のご遺体でした。 彼は、これでかなりのショックを受けるのですが、 これを見ながら、私は、 去年読んだ本「遺体整理屋」を思い出してしまいました。 (ご参考:2007/11/7ブログ) 何十年か後の私も、こうやって 知らない人たちにお世話になるのかなぁ~と 自分のことのように、このシーンを見てしまいました(笑) * 「死」って不思議。 どんな人生を歩んでも最後は、 皆、死を迎えます。 私の場合、溶けちゃうかもしれないけれど、 満足した人生を歩んだって思いながら、 安らかな表情で、最後を迎えたいなぁ~ ま、発見された時は、表情も何も あったもんじゃないのかもしれませんが(爆) 詳しくは↓ おくりびと 公式HP 追: 海外で認められたこの映画ですが、 では、外国では、 どのようなお別れの儀式があるんだろう? 納棺の儀に似たような風習ってあるのかな? ちょっと調べてみたい気になってしまいました。 追2: 以前は、連れ合いができたら、 先に私の方があの世に行きたい(一人残されたくない)と 思っていました。 でも、この映画に出てきていた、 妻に先立たれた男性の寂しそうな姿を観て、 相手にこんな想いをさせるのなら、 やっぱり先に逝ってもらう方がいいのかなって 考えを改めました(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/02/26 01:59:30 AM
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