こんなカメラを手に入れました。
AGFA OPTIMA 1035 SENSOR 知ってる方には言わずもがなですが、知らない方に説明しますとAGFAはドイツのフィルムや感材などを作っていた会社で日本で言うとKONICAかFUJIFILMに相当します。そして全てのフィルム会社がかつてそうしていたようにAGFAも自社でカメラを作っていました。これはその中のひとつ、OPTIMAシリーズの二番目に位置するグレードのカメラです。距離は目測、絞り・シャッターは全自動というKONICA C35を髣髴とさせるカメラですがそこはそれ、ドイツのカメラですから一筋縄ではいかないのですw どの辺がドイツ的なのかというとまずこの大きさでメカ&電子のハイブリッドシャッターを積んでいるということ。赤い巨大なレリーズはデザインとしても目を惹きます。 次に巻き上げも巻き戻しも全て巻き上げレバーで行うところ。普通巻き上げレバーの下にはパトローネからフィルムを巻き上げるための巻き上げ軸があるものですがこのOPTIMAの場合巻き上げレバーの下にパトローネが入ります。つまり巻き上げ軸はギアによって駆動されてると言うこと、それゆえ巻き戻しもギアを切り替えて巻き上げレバーによって巻き戻すと言う仕様になっているのです。 奇異なメカはともかく詰まれているレンズSOLITAR-S40mmF2.8の写りは優秀で”ライカに固執していたドイツ国内ユーザーを震撼させた”と言う伝説まであります。日本でならデザインの制約で小さくしてしまうファインダーもボディからはみ出るほど巨大で”デザインは機械が人に奉仕するためにあるもの”と言うPORSCHE-DESIGN まぁでも欠点がないわけでもなく、例えば凝った巻き上げシステムを持つせいか巻き戻しボタンが壊れやすいのと、いまや貴重なPX625を三個も直列して使う(しかもRollei35同様電池室は裏蓋を開けないとエンカウントできない)など如何にもドイツ的難解な思考で作られています。 今は1535(1035に距離計を積んだもの)も欲しいですねー ともかく前評判の高い1035、写りが楽しみです(^-^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/12/09 11:16:45 AM
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