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カテゴリ:緑仙の日々是好日
お稽古には、座学と実践があります。 今日は、お茶のお稽古の実践は一先ずお休み。 毎回、実践するのも大事なお稽古ですが たまには、「座学」で生徒さんとの会話を通して 互いに学ぶことが多いと私は思っています。 数珠珊瑚が赤くなって益々秋深くなってゆくこの頃。 茶道のお点前だけ出来てもなんの意味もない。 花だけキレイに活けてもなんの意味もない。 着物が着られても着物を着せるだけでもなんの意味もない。 移り行く季節のこと。 それに伴ったそれぞれの和の彩りや和のしきたりなど いろいろな和文化を話しながら理解を深めてゆく。 「烏瓜の実も色づきましたね〜」 「烏瓜の花は真っ白なレースみたいで夜に咲くのよ。」 「庭の小菊が満開で可愛いです。」 「夏の日射しが強くて葉が枯れてしまったの。」 「秋から冬への普段着にはどんな色がいいかしら?」 「普段着にもいろいろあって、染めがいいのか織がいいのか?」 「紅葉を愛でつつ、秋の味覚で温泉もいいですね。」 「ついでに芸術にも触れてみてはどうかしら?」 「綺麗なものならなんでもいいですね。」 「お茶は、お煎茶にする?お抹茶にする?」 「出来れば両方頂きたい‥ほほほ‥」 「では、簡単に少し端折って‥手は抜かずに美味しくね!」 他愛もない話が、その人を知る事になる。 そして、あっと言う間のお昼タイム。 今日は、生徒さんのお持たせの「秋の味覚弁当」を頂きました。 三色の「おこわ弁当」で 鮭のおこわ、松茸のおこわ、鳥牛蒡のおこわ、秋らしくて美味! ご馳走さまでございました。 お茶にお花に着付けに和のことを教えて始めて もう15年以上になります。 最近になって、よ〜く判ったことがあります。 大切なのは、教えることではなく、教える人なのです。 思い返せば、何十年も前‥‥教える人が素敵な方だったから 私もそうなりたいと教えているんだわ‥‥と思います。 (でも、教えることより教わることの方が多いですが‥) にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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