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カテゴリ:日本人の美意識
7月7日は、五節句の一つであるのに 新暦で七夕を深く認識している人が減少しているのは嘆かわしいことと感じている。 五節句は、 1月7日(人日) 3月3日(上巳) 5月5日(端午) 7月7日(七夕) 9月9日(重陽) 重陽の節句などは完全に忘れされてしまっていると思う。 七夕でさえ、大きな「七夕祭り」がある地域や小さな子供が側にいないと 行事として、あまり大々的に取り合えげられないのが最近である。 七草粥や お雛様 菖蒲湯に鎧兜などは 商業戦線に乗っているから なんとかその面影を留めているが 美しい日本の文化が失われていくような気がしてならない。 「怠け者の節句働き」という言葉がある。 つまり、 普段は働かないで怠けている者が、みんなが休む節句に働くことである。 今は、いつでもいつまでも24時間体制で働いているのが 当たり前のようになっている。 ?‥‥どうなのかしら? それは、良いことなのだろうか? 「はたらけど はたらけど猶 わが生活(くらし) 楽にならざり ぢつと手を見る」 まるで、石川啄木の『一握の砂』の歌のようだ。 お節句の時ぐらい 日本のしきたりやそれに伴う文化を知ってほしいと 星に祈って止まない。 昨夜は 「催涙雨」 織姫と彦星は逢瀬がこの辺りでは叶わなかった。 今宵も又、お天気が悪くて逢瀬は叶うまい。 しかし、新暦の場合は、日本は梅雨の最中。 旧暦なら今年は8月9日になる。 きっと、満天の夏の星空の中、かささぎが大きく羽を広げて 二人の逢瀬を叶えるだろう。 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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