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カテゴリ:人生
その予兆は1995年平成7年の阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件あたりから 始まっていたのかも知れない。 それから、ちいさな不幸の芽が少しずつ伸び始めた。 その芽は若く青々としていたが猛毒を含んでいたことに私は不覚にも 気付かなかった。 1996年、O-157による食中毒発生 1996年、ペルー日本大使館公邸人質占拠事件 1997年、東海村放射能漏れ事故 1997年、消費税3%から5%に引き上げ 1997年、神戸酒鬼薔薇事件 ‥ だんだんと距離感を感じるようになってきた。 些細なことでの衝突が多くなった。 そして、ついにその時がやってきた。 寝覚めの悪い、襲いかかる悪夢のような日々が続いた。 まだ、夏の暑い頃、それは決定的になった。 逢えなくなって初めてこんなに深く 一人の人を愛している事に気付かされた。 1998年、北朝鮮テポドン日本上空通過し太平洋に落下 1998年、和歌山毒入カレー事件 1999年、コロンビア大地震 1999年、東海村JCO臨界事故 1999年、台湾中部大地震 1999年、西暦2000年問題 2000年、小渕恵三元首相死去 2000年、竹下登元首相死去 2001年、大阪池田小学校児童殺傷事件 2001年、9.11 アメリカ同時多発テロ事件 2001年、アフガニスタンへの空爆開始 2001年、皇太子妃 雅子様第一子をご出産 21世紀になってから15年が過ぎようとしている。 2001年以降、テロや少年犯罪、気候変動など 世界中、良い方向に向いているとは思わない。 思い返してみれば必ず予兆はあった筈。 しかし、日々の暮らしの中でそれはなかなか見えて来ないものだろう。 2004年には、鳥インフルエンザ発生 アメリカの狂牛病の発生 日本各地で相次ぐ、集中豪雨 新潟県中越地震 インドネシアスマトラ沖のM9.0の巨大地震 2005年のJR福知山線脱線事故 イギリスロンドン地下鉄同時自爆テロ パキスタン北東部M7.6の地震発生 書き出すとキリがないくらいに 複雑で欺瞞に満ちた乱暴な未来に向かっている。 どんどん悪くなって行く世界。 どんどん年老いてゆく自分。 2011年の東日本大震災からは 日本の山々は活発な動きを見せ始め 全国各地で大きな地震、ゲリラ豪雨、台風の被害が 拡大している。 人と人の繋がりはある日、突然に一方的に断ち切られてしまう。 家族が居て、子どもが居て、愛する人々に囲まれて暮らすのは 幸せだろう。 それも、許されない時代に移り変わろうとしている。 しかし、ずっと辛い事ばかりでもない。 私も長い間、静かに息を殺して耐えてきた。 幸せは、小さな小さな花の蕾のように たまに希望を持って膨らむこともある。 このところ、あまり動揺することなく過ごしているのは なんにせよ有り難いことだと感じている。 ただ、 哀しみや憎しみ、傷ついた心は その人それぞれに、 決して年月では癒されるものではなく、 傷ついたまま、埋み火のように自分で消えないようにしているみたいだと 思う時がある。 今日は、アメリカ同時多発テロ事件が起きた日である。 21世紀最初の世界が震撼した日。 あれから、15年経っても事件は謎のままである。 9.11事件「post-9/11」 悲しくて泣いているのは私ばかりじゃない。 世界中の人がいろいろな事で泣き叫んでいる今である。 小さな幸せは、誰もが持つ小さな希望であり、小さな夢である。 大きくなくて良い。 静かで安らかに心揺れない傷つかな無い日常を 大切にしたいと願う9.11である。 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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