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カテゴリ:季節の室礼
時計草を探したが見つからず 真っ白な蛍袋も見つからず 雨が少し降ってきて もう時間がないので探すのを諦めた。 今日は「時の記念日」だから 遅れるわけには行かない。 台風が接近していて雨風が強くなるかも知れない。 「時間には余裕を持って」と言うことにして家を出て 友人の茶会の助っ人に出かける。 四畳半の小さな茶室に 初夏らしいお道具を設える。 友人は、準備をしながら私に言った。 「私って、つくづく雨女ね。」 「仕方ないじゃない?相手は台風だもの。 太刀打ちなんて出来っこないじゃない?」 「そうは言っても雨だとお客様の足が遠のくじゃない? あ〜私っていっつもこうね‥ いっその事、梅雨明けにすれば良かったわ。」 「またそんなことを言う‥ 台風なのに思ったよりも雨も風も大したことないし 真夏日や猛暑日の茶会よりも 過ごしやすくてずっと良いじゃない?」 「そうかしら?」 「そうよ、茶会が終わるまでお天気が 荒れ模様にならなかったら大成功になるわよ。」 そんな話をしながら 茶会の準備が終わり、静かな茶会が始まった。 お客様は思っていたよりも多くて 安堵致しましたわぁ 花とお菓子を褒められて私は嬉しかった茶会。 友人も雨の割りにはお客様が多くて ほっとしたとか‥ まずまずの出来のお茶会でした。 花はシンプルに紫陽花とアケビの蔓 お菓子は「松月」 お点前さんは、まだまだこれからだけど なんとか合格ラインをクリアしていました。 「毎回、お手伝いしていただいて 本当にごめんなさい。 私、もっとしっかりしなくちゃね‥」 五十歳代で「お席持ち」を遣りこなすのだから 友人はとても努力家です。 シンプルな茶会ができました。 そうやって一つ一つ身について行くのでしょうね 私はいつでも助っ人にかけつけますよ! 頑張りましょう! にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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