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カテゴリ:時折の花
真紅の薔薇 まさに「女王」の名に相応しく 大きな花を咲かせ 芳香を漂わせる薔薇の花。 深い紅の裏側には 何があるのだろう‥ 小さな庭にもいろいろな種類のバラが咲く。 咲いてくれればそれだけで 幸せな気分にさせてくれるバラ。 でも、全部のバラを慕っている訳でもない。 比べて 田舎道にひっそりと咲く山法師の白い花は 写真を撮らずには いられなくなる。 あ〜雨に打たれる前に ここに来れば良かった‥などと思う。 覆いかぶさるように咲いている山法師。 「山法師」の名前は、 中央の丸い花穂を坊主頭に、 4枚の白い花びらを 白い頭巾に見立て、 比叡山延暦寺の 「山法師」になぞらえたと言われている。 ハナミズキと同じ種族ではあるけれど ハナミズキには なんというか‥ その‥ 「風情」が無いように感じてしまう。 「その上の雲より白く山法師 林翔」 山法師を観てしまうと バラはいつでも観られるし 秋バラだってあるじゃないか‥ 花屋さんに行けば季節を問わずに お好みのバラが選べるじゃないか‥ と‥ 白い花が たわわに咲いて 少し枝垂れたその様子が とても初夏らしい。 入梅の頃になると 木々には 白い花が多くなる。 エゴノキ 大山木 姫沙羅 梅花空木 胡麻木 小豆梨 ガマズミ ニセアカシア イボタノキ 白い花を咲かせる木々は この時期、たくさんある。 存在感のある女王で咲くか 人知れず季節の隙間に 山からふわっと降りてきたように ひっそりと咲くか 花には そんな人の思惑など 関係が無い。 山法師の花の裏側、 つまり、山法師の木を真下から見上げて観る。 美しく清涼な世界が広がっていた。 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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