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カテゴリ:学ぶこと
2021年6月4日 台風みたいなお天気になっています 今日から1週間は 「歯と口の健康週間」 「一生を共に歩む自分の歯」 以前は「虫歯予防デー」と言っていました。 今朝、雨や風が大したことがない時間に 口腔外科で、歯のお掃除をしてきました。 そして、この6月4日は、私の親友の誕生日 ささやかなプレゼントを送り 親友からお礼のメールが届く。 「ありがとう」の挨拶よりも 「早く安心して会いたい お酒を飲んでいっぱいお喋りして あたなのオンステージが見たい」とありました。 親友は嬉しいことを言ってくれます 今、誰しも国民の全ての人が 安心して〇〇に会いたい。だと思います。 前置きが長くなってしまいました。 さて 読み解くのが頗る難解な最澄と空海。 先ず、最初に大事なことは この二人の巨人が生きた時代だと思いました。 仏教界には、あの「道鏡」が法王になり そして称徳天皇没後に「道鏡」も都から去ります。 奈良の平城京の「南都六宗」 三論宗 成実宗 法相宗 倶舎宗 華厳宗 律宗 これらの既成仏教に立ち向かって 新しい「宗」の礎を作っていくのが 最澄と空海でした。 乱れていた宮中は、トップツーが姿を消しても その混乱はずっと続いていました。 そして 天皇家にとっては ものすごい事態になります。 称徳(孝謙)天皇が崩御すると 天武系の血筋は絶たれ、天智系の皇位継承となり 新しく62歳の光仁天皇が即位します。 これは、今上天皇も天智系ですから スゴイ事が起きたことになります。 しかし、 祟りと怨霊や悩まされる光仁天皇は 11年間の在位でした。 その後も宮中内は決して穏やかでなく 伏魔殿そのものの状態が続きます。 光仁天皇の後に即位したのが 「桓武天皇」です。 都は当時、まだ「平城京」にあり 桓武天皇は 肥大化した奈良仏教各寺の影響力を厭い 長岡京に一旦は都を移しますが もっと土地の縁起の良い場所、山城国に遷都します。 それが 「平安京」です。 宮中も都も仏教も 煩わしくて空恐ろしい土地からは 誰しも逃げ出したい。 その気持ちはよく理解できます。 桓武天皇が平安京を作り、 比叡山が近くなったこともあり そこで やっと最澄が浮上してきます。 この時、空海は 神童と呼ばれてはいましたが まだ、子供と言えば子供時代で 最澄と空海の歳の差は「8歳」と言われています。 こうした時代背景を知ることにより よりこの二人の巨人の生き方が 見えてきます。 二人とも南都六宗とは違う 「平安新仏教」を構築してゆくことになるのです。 二人とも 最大のパトロンを見つけます。 宗教は「心の救済」ですが やはり、元手(財力、権力)がどうしても必要になります。 最澄は桓武天皇。 空海は嵯峨天皇。 この後ろ盾は大きいですよ〜〜 この二人が築き上げた新仏教が無ければ おそらく、400年後の鎌倉仏教も 生まれてはこなかったと思います。 善くも悪くも 超人的な二大巨人であることは 間違いありませんね。 (最澄と空海に関してはまだまだ学んでいきます) にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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