巨人はゆりかごで眠る。
ガンバ大阪、松波選手。エスパルス、沢登選手。FC東京、原監督。アルビ新潟、反町監督。アントラーズのトニーニョ監督も。ざっと挙げただけでもうこれだけの方々がピッチを去る。ある人は体力の限界を感じ、ある人は成績の責任を取り。反町監督の「私のここでの役目は終えた」ってのはカッコいいなあ。まさに勇退。正直サッカーの根付きにくいであろう(雪国だしねえ)地域で、あれだけの成功を収めたのはフロントの並々ならぬ努力があるだろうけども。やっぱり弱いと盛り上がれないからねえ。J1に上がり、残留。それは彼の手腕によるところが大きいだろう。おまけに大きな震災があり。アルビレックスの存在がもしも誰かを勇気づけていたとしたら、それだけでも価値がある。反町さん、いつかまた戻ってきてください。しばらくは好きなスペインリーグあたりを見てくるのかなあ・・・残留争いからついに抜け切れなかった柏。早野監督も今期限り。ライバル?の西野ガンバが激烈な優勝争いを演じているのと裏腹に。昔、まだマリノスのコーチ時代、併せてWOWOWの解説をやってるときに、外国人監督の突然の辞任で監督が回ってきて。その時は見事ファーストステージ優勝したんだけど。終盤戦、声ガラガラになりながらまだ解説やってたんだよなあ・・・そんな思い出があるだけに。また頑張って欲しいです。しかし。感傷にばかり浸ってはいられない。もう明日はリーグ最終戦。そこからは来期を見つめた戦いが始まる。いない人の面影を追っていても始まらない。大事なのは、今の戦力を冷静に見つめなおし。戦略を立て直す事。J2に行ってしまったヴェルディも然り。「名門復活」を、おそらく日本中のサッカーファンが期待してるから。というわけで。乗り遅れてはならないのだ。乗り遅れの惨めさは、重くのしかかる。そういうこと。原監督、またTV解説やってくれるかな・・・それは、ちょっと楽しみ。