テーマ:好きなクラシック(2282)
カテゴリ:ピアノ
2012年7月6日(金) 19時開演 紀尾井ホール 1列目左ブロック右寄り ルーカス・ゲニューシャス ショパン:幻想ポロネーズ変イ長調作品61 ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 作品58 - - - - - - - - - - - - - - - ラフマニノフ: 前奏曲集Op.23より 第1番~第7番 ラフマニノフ: 前奏曲集Op.32より 第1番、4番、11番、12番、13番 アンコール ショパン:ノクターン21番 ムソルグスキー/ラフマニノフ:ホパーク レオニード・ディシアトニコフ:フォックストロット ショパン:エチュードop.10-1 ☆レビュー☆ 祖母は有名なモスクワ音楽院の教授ヴェーラ先生、ゴルノスタエワという呼び方が一般的か。 お父様はピアノテクニックと女性関係がやばいほど凄かったという色男(といううわさ)。 そしてルーカス、ちゃんと普通に彼女がいて・・・、というどうでもよいことは聞いているのだが、当夜は得意のショパンと祖国ラフマニノフの演奏が聴けるとあり楽しみに出かけた。 端的にレビュー。 幻想ポロネーズ~ソナタ2楽章まで、何か抑えている印象。 久しぶりの来日で ・緊張? ・様子見? (実はヴォロドスの初来日に轟音がひそめていたのはこの理由らしい) ソナタ4楽章の冒頭に思いがけず聴かれた轟音が私にはやや汚い金属音に感じられたのだが、もしかしてこの轟音を抑えるためにフォルティッシモの表現を隠していたのかと感じてしまう。 4楽章、その後轟音はなりをひそめる。 その印象はラフマニノフでも拭えず。 特にフォルテが鳴らない(あえて鳴らしていない?)。 顕著なのが23-2の冒頭のバス。f指定ながらmpくらいのぽよーんとした和音で「あれれ?」。 2つ目3つ目は立て直したのだが、もっといっていいんじゃないか!?の印象が変わらない。 全体として記憶に薄いのは全体にこのような印象が感じられたからか。 自身は汗を拭う熱演だったのだが、聴衆は手に汗握るまでに至らなかったように思えた。 あくまで私の感想として書き残したい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年07月17日 23時00分07秒
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