テーマ:ひとり言・・?(17659)
カテゴリ:雑感
昨日の大会もそうですが、将棋大会は「地域の子供からお年寄りまで一日楽しみました」などというフレーズで新聞やテレビで紹介されることが多いものです。 そして将棋は子供たちに礼儀作法やしつけを教えるのに適したゲームとして小学校などで推奨されることもあります。 将棋では、日常生活ではあまり経験することのない、いや、経験したくない心理状態になります。 対局が始まると「緊張」からはじまり、「集中、無心、悩み、苦しみ、恐怖、自虐、辛抱、忍従、自重、冷静、諦め、自暴自棄、憎しみ、悔しさ」と続き、「優越感」、そして「楽しみ」となることもあります。しかし、大多数の敗者は、「悔しさ」のままで終わることが、ほとんどです。 将棋における心の状態を一言で表すとすれば、「苦しみ≫楽しみ」となるでしょう。圧倒的に苦しみの多いのが特徴です。人生ゲームとはまるで違いますね(笑)。それゆえ、この歴史あるゲームを子供たちが嫌がることが良く理解できるのです。 礼儀作法やしつけを教えるなどということには、他にいくらでも術があるでしょう。将棋こそが、切れやすくなった最近の子供たちの心のトレーニングに、心の平衡化と健全化の方法として、最適なゲームではないかと思うのです。 勝負に負けて、悔しくて将棋盤をひっくり返す。子供たちの心の発達にとって、何とすばらしい経験ではありませんか。 斯く言う小生、自分の子供たちも勝負に負けるのが悔しくて、小生と将棋を指すことを嫌がり、それをどうすることもできませんが… 画像は10年前に、参段位允許状を取得した記念にと、大枚をはたいて、購入した将棋の駒と盤です。当時で30万円ほどでしたが、これでも高価な方ではありません。 ←人気ブログランキングに登録しています。バナーをクリックして順位アップを応援して下さいね。by Saltyfish お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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