テーマ:ミステリはお好き?(1432)
カテゴリ:日本ミステリ(な行作家)
児童養護施設・七海学園 に勤めて三年目の保育士・北沢春菜は、多忙な仕事に追われながらも、学園の日常に起きる 不可思議な事件の解明に励んでいる。 そんな慌ただしい日々に、学園の少年少女が通う高校の文化祭の日に起きた、校舎屋上からの転落事件が影を落とす。 警察の見解通り、これは単なる「不慮の事故」なのか? だが、この件に先立つ春から晩秋にかけて春菜が奔走した、学園の子どもたちに関わる四つの事件に、意外な真相に繋がる 重要な手掛かりが隠されていた。 鮎川哲也賞作家が描く、季節を彩る五つの謎。 『七つの海を照らす星』に続く、清新な本格ミステリ。 内容(「BOOK」データベースより) 病気、貧困、虐待などで親と暮らせなくなった子どもたちがいる児童養護施設「七海学園」を舞台としたミステリの二作目です。 1作目より、さらに読ませる力がアップしました。 今回は、高校の文化祭の日に、屋上からの転落事故が起きます。 主人公保育士・北沢春菜が関わった4つの事件を振り返りながら、現在の話も進んでいきます。 それぞれの事件に、真相につながるヒントが隠されていたのです。 最後は、あっと驚かされますが、それによって、さらに被害者の姿が 強く印象に残りました。 いつも明るく前向きで、子どもたちの揺れ動く心に寄り添いながらも全力でぶつかっていく春菜の姿は、微笑ましくて、勇気づけられます。 そんな元気いっぱいな春菜に、また会いたいものです。 【送料無料】アルバトロスは羽ばたかない にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年03月07日 11時50分20秒
コメント(0) | コメントを書く
[日本ミステリ(な行作家)] カテゴリの最新記事
|
|