テーマ:英語のお勉強日記(7881)
カテゴリ:準動詞
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東日本大震災で被災された皆様が一日も早く通常の生活に戻れますよう 被災地域の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。 ________________________________________ こんにちはiaxs vancouver のオグリです。 アイアクセス・バンクーバーからのお知らせ! メルマガ「学校で教えてほしかった、こんな英文法!」や「TOEIC プラス」のネタ元にもなっているアイアクセス・バンクーバーのテキスト本 「ザ・英文法」ダウンロード版 オンライン販売中! 100点以上のイラストを使って英語の仕組みをよりわかりやすく解説。 百聞は一見にしかず、まずは無料サンプルをご覧ください。 ザ・英文法DL版 本日の問題 ☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 次の現在完了形の本当の意味は? Have you ever been to any of these meetings? 答:Do you know anything about these meetings? 詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” で チェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法! TOEICメルマガも発行中。 TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。 登録はこちら: TOEIC プラス TOEICメルマガ関連ブログはこちら:こんな TOEIC 教えて欲しかった ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆ 現在完了形に関する問題を連載中ですが、今回は現在完了形の問題はお休みして、最近、講義中に取り上げた不定詞に関する問題を紹介します。 次は「その件に関してのコメントを断った」という意味の文ですが、空所に入るのはどっち? He refused ( ) on the case. 1) to comment 2) commenting 答:1) to comment なんだかTOEICや受験英語の問題みたいですが、おそらく比較的容易に答を選ぶことができたのではないでしょうか? さて、ここからが今回の本当の問題です。 どうして動詞 refuse は to不定詞をとるのでしょうか? 学校英語で refuse は to不定詞をとると理屈抜きに覚えたから。。。という答が聞こえてきそうですが、もちろん、正しく運用できれば、理屈抜きの丸暗記でもまったく問題ありません。 しかし、受験英語に真っ向から対立する私のメソッドには、理屈抜きの丸暗記という文法はないのです。 英文法にはすべて理屈があるのです。 今回取り上げた文法は学校英語でお馴染みの「to不定詞/動名詞」というやつです。 「to不定詞」と「動名詞」はどちらも「〜すること」と同じように訳されることから、両者は100%同意と思い込まされている学習者も少なくないと思います。そのため、動詞の後に「to不定詞」が続くのか、「動名詞」が続くのかを区別することができないので、結局、理屈抜きの丸暗記というメソッドになってしまうのです。 しかし、表現形式が違う以上両者は完全な同意にはなりません。 日本語では「〜すること」と同じように訳されるますが「to不定詞」と「動名詞」では本質(基本イメージ)が違うということです。 今回は to不定詞の本質(基本イメージ)について考えてみましょう。 「to不定詞」の to は起源的には「方向+到達」を示す前置詞「to」です。つまり、to do とは動作(do)に「方向+到達」のニュアンスを加味したもの。 このイメージから to do は未来に到達する動作・行為・状態を示します。 この「未来に到達する動作・行為・状態」が to不定詞の本質(基本イメージ)です。 例:I want to buy a new car. (新車を買いたい) want という動詞は「新車を買う」という行為に「到達」したいという積極性を含んでいます。つまり「新車を買うという行為に到達したい」という意味なのです。 このように want, decide, prepare など to不定詞をとる動詞群は「行為・状態に到達する」という積極性を持ち合わせているのが特徴です。だから、to不定詞の文は行為・状態に到達するイメージで考えるのです。 I decided to buy a new car. (新車を買うという行為に到達することを決めた) I prepared to buy a new car. (新車を買うという行為に到達する準備をした) I agreed to buy a new car. (新車を買うという行為に到達することに同意した) 上記の日本語訳は不格好ですが、あえて日本語訳でイメージするなら、こんな感じです。 どうですか、これが to不定詞の基本イメージです。 未来に行為・状態が到達するというイメージが掴めましたか? 今回取り上げた「〜することを断る」という意味の refuse や decline も「to不定詞」をとる動詞群の中にあります。 He refused to comment on the case. (その件についてコメントすることを断った) refuse は「コメントする」という行為に「到達」したくない、つまり「コメントするという行為に到達することを断る」という意味ですよね。 これは、一見すると、前述の「to不定詞」の基本イメージとは正反対の「未来に行為・状態が到達しない」という特徴を持ち合わせているようにも思えませんか。 それなのに、どうして refuse が to不定詞をとる動詞なのでしょうか。 ここからは 逆転の発想で頭を柔らかくして考えてみましょう。 例えば、I refused to comment. (コメントすることを断った) とあなたが言ったなら、断るわけだから、実際に「コメントする」という行為には到達しません。 なぜならば、それは「コメントしたくない」というのが本当の願望だからですよね。 つまり「断る」ということは、もともとの願望に「到達する」ということでもあるのです。 「断る」⇒「コメントする」という行為に到達しない。 でも、裏を返せば「断る」ことで「コメントしたくない」という本当の願望に「到達する」ということでもあるのです。 もう一度、want と refuse の後に続く「行為が到達」するという共通点を確認してみましょう。 want to buy ⇒「買う」という行為に「到達」する refuse to comment ⇒「コメントしない」という行為に「到達」する このように一見すると to不定詞の基本イメージとは正反対の「未来に行為・状態が到達しない」と思える refuse や decline も、実は「未来に行為・状態が到達」するという to不定詞の基本イメージに当てはまるのです。 *「to不定詞」と「動名詞」の本質的な違いについては「ザ・英文法」DL版 P-157,161 にイラスト付で解説してあります。 応援ポッチもよろしくお願いします! ⇒ スクールホームページ iaxs vancouver TOEICブログ こんなTOEIC教えて欲しかった! 日記ブログ Life in Vancouver 発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。 Copyrights (c) 2007-2013 by Satoshi Oguri All rights reserved. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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