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不自然な英文はどれ?
1) I watched the TV last night.
2) We need to buy a TV.
3) Can you turn on TV?
答:1) the TV → TV 3) TV → the TV
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学校英文法で常識とされてきたものが、実は間違っていたら?
「教科書に載っていることは常に疑いなさい」
2018年にノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑氏の言葉です。
私も常々、学校英文法を100%信じるな!と叫んでおります。
何故ならば、海外の英文法書はどんどん進化しているのに、日本の学校英文法は40年以上も内容がほとんど変わっていないからです。
定説を覆すような行為は嫌われるし、クレームもつきやすいと思いますが、今回も勇気を持って学校英文法の誤解、勘違いを指摘します。
今回は「現に進行中の動作は現在進行形だけとは限らない」という ”真”常識。
目の前で進行しているサッカーの試合の実況放送の一部です。正しいのはどっち?
1) Nakata passes the ball to Joe. He heads it straight into the goal!
2) Nakata is passing the ball to Joe. He is heading it straight into the goal!
答:1)
今回は「現在進行形」に関する”真”常識を紹介します。
学校英語では現在形進行形を「現に進行中の動作」と教える傾向があります。
もちろん間違いではありませんが、単純にこのように覚えてしまうと、問題文のような目の前で進行しているサッカーの試合を進行形で表すと思ってしまう人もいるのではないでしょうか。
現在進行形の重要ポイントは、進行形は動作が進行中なので動作の一部分しか表せないことです。つまり、動作は完結していないという点がポイントです。
A: What are you doing?
(今、何しているの?)
B: I’m doing my homework.
(宿題をやっているところ)
宿題をやっている最中なので、動作は完結してませんね。
これがいわゆる「現在進行形」と言われるものです。
しかし、動詞の中には動作が瞬間的に完結する動詞があります。
例えば、jump, hit, kick など。
今回の「パス」や「ヘディング」も同じで、瞬間的に完結する動作なので、現在進行形では表せないのです。
完結する動作には「現在形」を使うのが英語の原則。
したがって、今回の問題は目の前で実際に進行している動作ですが、動作が1つ1つ瞬間的に終わっていく動作なので現在形で表すのが正しい表現なのです。
では、瞬間的に完結する動作を進行形にするとどういうイメージになるのか?
He is kicking a ball.
(ボールを[何回も]蹴っている)
She is jumping.
(彼女は[何回も]ジャンプしている)
もうおわかりですね。瞬間的に完結する動作を進行形にすると動作の繰り返しを意味することになります。
問題文を確認してみましょう。
1) Nakata passes the ball to Joe. He heads it straight into the goal!
2) Nakata is passing the ball to Joe. He is heading it straight into the goal!
1) は目の前で動作が瞬間的に完結していくイメージだから「中田がジョーにパス、ジョーがヘディングでゴオーーール!」こんなイメージ図が浮かびます。
2) は繰り返しの動作のイメージだから、「中田がジョーに何回もパスしています。ジョーはヘディングで何回もゴオーーール!」こんな感じのイメージ図かな。まぁ実際にはありえませんね。
参考過去記事:目の前で起きている事柄を表す現在形って何?
目の前で起きている動作というだけで現在進行形と決めつけないで進行形の本質を理解しイメージで時制を捉えるようにしましょうね。
前回も言いましたが、日本語には英語の時制に相当するものがありません。だから時制は上手く日本語には訳せないのです。いつまでも日本語を仲介させていると時制がいつまでたっても身につきません。
時制が日本語にないのであれば時制の英語脳を構築すれば良いのです。
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*現在形&現在進行形は「ザ・英文法」書籍版 上巻 P78-85、PDF版 P65-971 にて解説してあります。
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