カテゴリ:独り言
AM10:15 朝から降り続いていた小雨が止み掛けた頃、 重そうなボストンバッグと、ショルダーバッグを抱え まんまんでーさまが立ち上がった。 『お世話になりましたー。そろそろ行くわ。』 部屋の大移動の手伝いに来てくれてからずっと 彼・・いや、彼女は・・そのままウチの住人となっていた。 付き合いも長く、気が合って、趣味も合う。 だから、一緒に居られて楽しかったし、毎日いっぱい話して いっぱい笑った。 いつしか居てくれて当然みたいな存在になっていた。 息子等も彼女のコトが大好きで、長男は特に、、 毎晩の様にプロレスごっこの餌食となり悲鳴を上げながら戯れて貰っていた。 まるで、、父ちゃんか、兄ちゃんの様に。。。 れおぴんも いつも散歩に連れて行って貰ったり、いっぱい撫でて貰ったりしていた。 ずっと居てくれたらいいのに。 だから・・それはみんな同じ気持ちだった。 でも、彼女には彼女の生活があるからね。無理は言えないさ。 そんなコトは初めから分かってはいたコトなんだけど、 やはりいざこの時を迎えると・・何とも言えない気分だった。 『荷物持つよ。バス停まで送るから。 』 『やめてくれーー。恥ずかしいじゃんかよーwww』 『そっか?バス来たらバンザイ三唱したろうと思ったのに。。』 『勘弁してぇーーーwww 』 『・・んじゃ、ここで。』 『また来るから♪』 『うん。絶対ね!又ね。』 『うん。又。』 『又ね、またね、又、又、股・・。』 ドアが閉まる。 靴音がだんだん遠くなる。遠くなる。聞こえなくなる。 私、寂しいとか、悲しいとかって感情は余り顔や言葉には出さない方だと思う。 その感情が強ければ強いほど平然を装う捻くれ者だと思う。 マブだと思っているヤツに 『友達』とか、『親友』とかって言葉も絶対に伝えたりはしない。 リアルは伝わらなくていい。本音ほど重い物はないからwww 多分、彼女がバスに乗り込んだ頃、 寂しさを紛らわせるかの如く、、部屋の片付けを始めた。 彼女が転がっていた辺りに標的を絞り、 彼女がいつももたれ掛かって寛いでいた椅子を移動し、カーペットを外した。 その後、椅子の後ろに設置したスチールラックに 『取り敢えず』と、詰め込んだ本や書類を整頓して入れ替えた。 ココは 彼女が全て詰め込んでくれた所だった。 『入るだけ入れ込んじゃえ!!』って感じで、兎に角いろいろと詰め込まれていた。 ・・しかし、、、、有り得ん。。。 引き出し式の箱に入ったアルバムが・・一番上の段に乗っかっている。。。 ・・彼女と私は、体系も、体力も殆んど変らない筈なのに・・ こんな重いモノ、、どーやって上げたんだ??? 有り得ん、有り得ん、有り得ん!!! 『くそーーーーー!!まんまんでーーー!!!入れ直しに帰って来いっっーーー!!!』 ・・そんな勝手なコトをほざきながら・・やっと引きずり下ろした時、 『うるせーーー!!文句があるなら最初から独りでやらんかいっっーーー!!!』 幻聴を聞いた気がした。 生霊を飛ばされたらしい。。。 余りの恐怖に自室に逃げ込み、ついでにPCを開いた。 このお返しは・・一か月間の醜態を何日か掛けてブログに晒すことしかなかろう。 ふふふ。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.06.06 15:31:45
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