|
テーマ:伝統こけしの魅力(99)
カテゴリ:遠刈田系
呪力の小林定雄(丑蔵型)がやって来た! 呪力・呪力と唱えていると、まさに呪力の小林定雄の怪作がお揃いでやってきた。このうち3本は木地に滲む染料も良く、なんとも味わい深いものであった。保存状態もいいのだろうが、おそらく近年の作と思える。といっても定雄はすでに86歳、お元気だろうか。 これまで、湯田の小林定雄のこけしには、あまり魅力を感じていなかったが、この湯田時代の丑蔵型には強く魅かれるものがある。これもこけしの何に魅力を感じるかで、ここでは呪力という概念のお蔭と思った。 地蔵型は木地は有色材であるが、これもやや筆太の筆致がいい。一緒に小林順子(定雄の長男元の妻)の小寸も手に入ったが、これは穏やかな丑蔵である。 湯田のこけしには、まだまだこうした呪力のあるものがあることを再発見したのだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年08月02日 16時01分15秒
コメント(0) | コメントを書く
[遠刈田系] カテゴリの最新記事
|