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千日千句抄鴎座俳句会 代表 松田ひろむ
鴎座2021年1月号
千日千句抄―泥付 松田ひろむ
初昔秩父音頭の手振りにて
初日の出板橋ただの三丁目
初茜土偶はローム層の底
胎動を確かめながら初赤城
二十代初湯の妻のやせっぽち
ボーナスも定年もなく宝船
姫はじめ八十過ぎのサユリスト
弾初の伽耶琴(カヤグム)やがて耳鳴りに
お降りのひとひらながら板橋区
七種やすとすととんと百歳へ
七種のながらスマホを叱りたい
百代の過客自ら芹なずな
すずしろという泥付の言葉かな
口臭のなき雪女まだ二十歳
どこからか日のさしている嫁が君
不易流行新年号の駄句駄作
大寒のいろいろあって鉄火丼
波除稲荷鮟鱇塚が寒すぎる
雪掻きのほめられている二年生
蜜柑剥く両手両足あるからは
巫女様の眼鏡がきらり寒明ける
(2020年1月)
あなたも俳句を始めて見ませんか 思い立ったそのときがチャンスです。
初心者から上級者まで対象(ご希望の方には見本誌として月刊俳誌「鴎座」を無料進呈します。) 
●俳句入門講座 ●添削指導 ●句会指導 ●句集出版ご相談 ●その他俳句全般
俳句は自由で多彩な詩・・・・鴎座俳句会はどなたでも参加できます。句会案内をご覧ください。平明清新・抒情・生活感覚! 師系 水原秋櫻子-加藤楸邨-古沢太穂(藤田湘子)
174-0046東京都板橋区蓮根3-12-27-110 松田ひろむ

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このブログで使用している画像は、私自身が撮影したもの。あるいはフリー素材をその使用条件にあわせて使用しています。
2022年01月05日
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テーマ:楽しい俳句
カテゴリ:カテゴリ未分類

21回鴎座通信句会 選句結果のお知らせ

 新年あけましておめでとうございます。こけし工人今晃の干支の虎・新年恒例の初挽と挽納のセットです。
●新型コロナウイルス感染症はなんとオミクロン株まで登場。COVID-19との闘いはまだまだ予断を許しません。俳句で免疫力アップです。
21回鴎座通信句会は38190句でした。選句と講評は作者名を伏せて鴎座代表、編集長・副編集長・顧問などに依頼しました。また投句された方の互選(任意・5句選)も行いました。句番号はランダムに変換されたものです。結果は「鴎座」に発表するとともにFACEBOOKなどにも発表します。毎月開催(締切26日)。       鴎座俳句会 代表 松田ひろむ


〈第21回鴎座通信句会結果〉作者名は特選のみ追加記入しました。他は一覧をご覧ください。
石口  榮(編集長)選
20グレタの耳氷河の溶ける音をきく
特選58空白は密より重し古暦/川目智子
67ボス猫を妻は足蹴に煤払
103冬三度マスクは顔の下着です
141地の果ての中村哲へ賀状書く
172極月の招き猫にも四十肩
181落葉踏むだんだん過去が追ってくる
(選評)特選にいただいた58「空白は」の句。句はコロナ禍とは書かれていないが、コロナ禍にあって多くの年中行事や予定が中止となり、空白だらけの暦を目の前にした作者ととった。コロナ禍以前は多忙であっても充実した生活を送っていたに違いない。ところが今回は何もせず無為に過ごした日が多かったのだろうか。「密」と対比した「重し」が文字通り重い。
20「グレタの耳」の句。環境活動家グレタ・トゥンベリさん。聞く耳を持たない大人(政治家)への批判とも取れる。地球温暖化への警鐘句として残したい句である。
67「ボス猫は」の句。ことわざに「猫の手も借りたい」がある。大掃除で忙しい最中猫が顔をだした。その猫を足蹴りにして追い払った妻。ユーモアたっぷり。
103「冬三度」の句。マスクを外せない日常が続いている。そのマスクが、必須の下着のようであるとは旨い。口語の「です」が効果的で嫌みのない句となった。
141「地の果て」の句。長年に渡りアフガニスタンで人道支援に取り組んで来た中村哲医師。氏の名言に「戦争で国が良くなることはない」がある。平和を願う作者の心の叫びが「賀状書く」であろう。
172「極月の」の句。右手を上げたままの招き猫。四十肩になっても不思議でない。納得のいく一句である。
181「落葉踏む」の句。落葉道を歩くと足元で乾いた音がする。その音が後ろから追ってくるように聞こえる。「過去が追ってくる」とは言い得て妙である。

小髙沙羅(副編集長)選
特選1先ず以って一日一句注連飾/近田吉幸
23拍子木の次第に遠く冬至風呂
27漱石忌ご飯残すな肘つくな
29寒波来るその翌日は爪切って
79なんの鳥今日も熟柿に集まって
92羽根つきや付かず離れず突き返す
180ひとりづつ回転扉から冬へ
(選評)特選にいただいた「先ず以って」の句。挨拶などでも使われる常套句。なにはさておきである。注連飾の新年に一日一句と決めた作者はただ者ではない。大いに見習いたい思いである。
23「拍子木の」の句。火の用心の拍子木を聞きながらの冬至風呂。いいですね。「次第に遠く」がその至福の時間である。
27「漱石忌」の句。どこの家庭でもそうだったように、かつての父は厳しかった。「ご飯残すな肘つくな」の命令形が漱石忌とともによく効いている。
29「寒波来る」の句。「爪切って」の日常が大切。そのような日常のひとこま。
79「なんの鳥」の句。熟柿に集まってくる鳥の数々。柿は鳥のため、旅人のために遺すものと聞いたことがある。
92「羽根つきや」の句。中七下五の「付かず離れず突き返す」が面白い。俳句もまさに「付かず離れず」である。
180「ひとりづつ」の句。「回転扉から冬へ」がいかにも現代的である。なお「づつ」は現代仮名使いでは「ずつ」である。

小平 湖(Ⅰ欄同人)選
51冬木の芽少し足りない持ち時間
66ひとり来て話の弾む墓参り
82浮かぶまで沈んでみます冬至粥
87口開きさて身の上は寒蜆
特選102味見ともつまみ食いとも小晦日/川目智子
130婆様は牛歩のように年用意
172極月の招き猫にも四十肩
(選評)特選に頂いた102「味見とも」の句。それぞれの地方にもよるが、暮から正月にかけ一連の日本の風習を支えている健康的な女性の姿が浮かび微笑ましい。お正月料理を作っていて味見をしたところ、我ながら美味しく出来たので、ついいくらか食べてしまったのだろう。季語「小晦日」(十二月三十日)がせわしい女性の労働の姿である。
51「冬木の芽」の句。「持ち時間」とは人生の終りまでの時間だろう。足りない思いは共通すると思うが「使い方」の問題かも知れない。冬木の芽の明るさに共感。
66「ひとり来て」の句。故人との対話。「話の弾む」と明るく詠んでいるものの「ひとり来て」が切ない。
82「浮かぶまで」の句。うまくいかないときは、腹を決めて一度沈んでみるのもいいだろう。冬至粥は小豆粥のこと。疫鬼を祓ってくれそうだ。
87「口開き」の句。寒蜆に焦点を当てた。「さて身の上は」という措辞は名調子。
130「婆様は」の句。高齢化社会の自虐句かとも思ったが、「婆様」といって親しみの表現であろう。
172「極月の」の句。毎日手を挙げていれば、招き猫も四十肩になるのだろう。こんなご時世だから、こうした滑稽も楽しい。

白石みずき(Ⅰ欄同人)選
1まず以って一日一句注連飾
特選27漱石忌ご飯残すな肘つくな/吉村きら
51冬木の芽少し足りない持ち時間
66ひとり来て話の弾む墓参り
95いい人も死んでしまえば寒北斗
117裸木の筋肉ゆるめ立ち話
188老いるとはベランダに引く干し蒲団
(選評)特選にいただいた27「漱石忌」の句。子供の頃両親、特に父親から常に言われていた言葉である。今でも心に強く残っている。そして同じ事をわが子にも言ってきた。作者も同じ思いで句を作ったのだ。季語の漱石忌できちっとした家庭の佇まいが窺える。
1「まず以って」の句。差し当たって今年から一日一句を作ろう。と作者は新たな決心をしたのだ。きっと続くことと思われる。ちなみに私も二年前から実行しているものの日記みたいである。
51「冬木の芽」の句。年をとってもあれもこれもとしたい事は沢山あるが今までみたいに時間は無いという事か。確かに若い頃は何時でも出来る思っていたが、これからはそうはいかないのだ。冬木の芽で少し希望が見えてくる。
66「ひとり来て」の句。よくわかる。嬉しい事、辛い事など報告して結構自分でも楽しんでいるのだ。墓参りした後のスッキリした気分がよく出ている。
95「いい人も」の句。誰でも死んでしまえば星になってしまう。冬の北斗七星は空気が澄んでいるので特別輝いている。あれはいい人だからなんだと自分に言い聞かせているのだ。
117「裸木の」の句。葉を落とし厳しい寒さの中に立つ裸木はピシッとして隙が無い姿をしている。しかし作者は裸木となんとなく立ち話。そんなときは冬木もちょっと筋肉をゆるめてしまうのだろう。冬木も芽吹いてくるかも。もちろん裸木は比喩として解することも出来る。
188「老いるとは」の句。部屋からベランダまで蒲団を引きずっていったのだろう。蒲団を抱えて運ぶのもちょっとした重労働である。そんなときに作者はふと「老い」を感じた。しかし干蒲団はふっくらとしてきっといい夢をみることだろう。

鈴木 砂紅(招待)選
3餅花や小野小町と昼の酒
27漱石忌ご飯残すな肘つくな
76ネクタイを結んで解いて去年今年
127おぼつかな冬の右足左足
142旧姓が恋しい午後の雪催
176スニーカー選ぶ煤逃げするために
特選135茹で蟹の鋏や遠き労働歌/川崎果連
(選評)特選に頂いた「茹で蟹」の句。亡骸となってもまだ戦わんとする蟹の鋏から労働歌への飛躍。挙句にそれも美味しく頂いてしまう人間の貪欲さ。蟹工船へのオマージュも含め、昭和世代の根っこに巣食うアジテーション魂に敬意。
3「餅花」の句。この弛みきった正月気分の心地よさ。百人一首の札から伝説の美女を呼び出すのもコロナ禍でのストレス解消の一手。
27「漱石忌」の句。明治の男というイメージの漱石だが、洋風の食事を好み、神経質で胃弱だったらしい。季語と中七以下のねじれが風味を添える。
76「ネクタイ」の句。結んで解く作業の繰り返しは、男の日常への諦めなのか。主婦としては本年もネクタイ締めて元気に外出して頂きたいのだが。
127「おぼつかな」の句。何の仕掛けも無い書き方にドキュメンタリー映像の凄みがある。おぼつかな、という古語の持つとぼけた味わいが良い。
142「旧姓」の句。密かな離婚願望か、青春への回顧なのか。雪催の午後の気持の揺れに惹かれた。
176「スニーカー」の句。たかが煤逃のために2万円は高い。しかし九百八十円では走れない。人生においては逃げるのが一番の悪手。

松田ひろむ(代表)選
1先ず以って一日一句注連飾
特選9肩の荷を下ろしたいのに桜鍋/小髙沙羅
16双六の道中戻る遠出かな
準特選17アイスクリーム供えて帰る漱石忌/石黒宏志
24違いある孤独と孤高鏡餅
27漱石忌ご飯残すな肘つくな
38数え日のブレーキ・アクセル・オミクロン
準特選54そのかみの思はれ人や掘炬燵/荒井 類
104斯く胸を焼きし日のあり福寿草
126ミサンガの赤が編めずに寒波来る
143寒椿けんけんぱあと若返る
(選評)特選にいただいた9「肩の荷を」の句。すぐは分からないがやや諧謔。桜鍋は馬肉。けっとばしとの名もあるように食べると元気になる。夫が元気になるのも、もういいかというのだ。いやいやまだまだかも。
準特選の17「アイスクリーム」の句。漱石はアイスクリームが好物だったという。現代と違って贅沢なものだった。夏のアイスと冬の漱石忌で、これも一つの諧謔である。
同じく準特選54「そのかみの」の句。これは実感。小生もなんでこんなお婆さんと暮しているのだろうかと思う時がある。もっとも妻に言わせれば、それは私も同じよということになる。かつての「思はれ人」が切ない。
1「先ず以って」の句。一日一句がいいね。いよいよ俳人です。以上三句とも滑稽・諧謔の句だった。これが俳句。
16「双六の」の句。人生思うようにはいかない。そんなことを双六から学んだのかも。
24「違いある」の句。孤独死もいや、孤高死というのはあるのだろうか。句は死ではなく鏡餅だから、孤高の希望である。
27「漱石忌」の句。漱石は子規の随筆の会「山会」で作家になった。句は直接、漱石忌とは結び付かないが「ご飯残すな肘つくな」の親の教え。そういえば「食ってすぐ寝ると牛になる」というのもあったなあ。
38「数え日の」の句。忙しいというのにオミクロン株。語呂合せ的な面白さもある。
104「斯く胸を」の句。初恋だろうか。小生もこのところ胸が痛むものの、それは狭心症と言われた。
126「ミサンガの」の句。これも忙しくて、あるいは他の事情で思い通りにはならないのだろう。「赤」が効いている。
143「寒椿」の句。「けんけんぱあと若返る」がいいなあ。一緒に遊びたいもの。ただ季語が動くかも。

(互選高点句)○数字は点数  3点以上
一位1 先ず以って一日一句注連飾 ⑧ 近田吉幸
二位51 冬木の芽少し足りない持ち時間⑥ 鈴木砂紅
三位25 懐手癇癪玉を飲み込んで ⑤ 石口 榮
三位27 漱石忌ご飯残すな肘つくな ⑤ 吉村きら
三位172極月の招き猫にも四十肩 ⑤ 川目智子
六位58 空白は密より重し古暦     ④ 川目智子
六位67 ボス猫を妻は足蹴に煤払 ④ 安藤利亮
八位2故郷に母と時雨と魚市場③木野俊子
八位9肩の荷を下ろしたいのに桜鍋③小髙沙羅
八位13 ポインセチア月経血とイエスの血③荒井 類
八位16 双六の道中戻る遠出かな③行成佳代子
八位20 グレタの耳氷河の溶ける音をきく③翠 雲母
八位23 拍子木の次第に遠く冬至風呂③安藤利亮
八位32 霜の花ベアトリーチェも病妻も③松田ひろむ
八位37 前期高齢ポインセチアが赤すぎる③石口りんご
八位63 冬の蝶阿修羅に会いに行く途中③岡崎久子
八位66 ひとり来て話の弾む墓参り③古川和美
八位86 一つより二つがさびし冬林檎③川崎果連
八位95 いい人も死んでしまえば寒北斗③小髙沙羅
八位102味見ともつまみ食いとも小晦日③川目智子
八位115八十になった夫へたぬき汁③小髙沙羅
八位135茹で蟹の鋏や遠き労働歌③川崎果連
八位163風邪引いてこの世の終わりかと思う③白石みずき
八位167様づけで子に出す年賀状の虎③荒井 類
八位180ひとりづつ回転扉から冬へ③岡崎久子

(第21回全句データ)掲載番号・作品・点数・作者の順
1先ず以って一日一句注連飾 8 近田吉幸
2故郷に母と時雨と魚市場 3     木野俊子
3餅花や小野小町と昼の酒 1     近田吉幸
4リフォームの床暖房に妻と猫 0 安藤利亮
5迷い道昨日の雪へ今日の雪 1 川崎果連
6白鳥の2の字2の字の瓢湖かな 0 石口 榮
7妻上がる湯船に我と柚子一つ 2 安藤利亮
8何となく早寝早起き開戦日 0 古川塔子
9肩の荷を下ろしたいのに桜鍋 3 小髙沙羅
10冬晴やオミクロン株到着す 0 小柳 梓
11参道のみみずくの目は振り返る 0 田辺 花
12蟷螂の反りかえって威厳はる 0 福島芳子
13ポインセチア月経血とイエスの血 3 荒井 類
14女でも男でもなき亥の子餅   0 宮 沢子
15クリスマス人は黒衣に身をかため 0  後藤よしみ
16双六の道中戻る遠出かな     3   行成佳代子
17アイスクリーム供えて帰る漱石忌 1 石黒宏志
18雪催裏街道の生きやすし    0     翠 雲母
19家系図を書く気のなくて冬ぬくし 0  白石みずき
20グレタの耳氷河の溶ける音をきく 3 翠 雲母
21感情のぶつかる寸前寒牡丹 0 吉村きら
22感染者減って不安の野水仙 0 宮 沢子
23拍子木の次第に遠く冬至風呂 3 安藤利亮
24違いある孤独と孤高鏡餅   1  信岡さすけ
25懐手癇癪玉を飲み込んで  5 石口 榮
26コーヒーの木の鉢三つ温室に 0 荻野樹美
27漱石忌ご飯残すな肘つくな 5 吉村きら
28雑巾を何枚縫えば寒波来る 0 増田萌子
29寒波来るその翌日は爪切って 1 増田萌子
30仏法の教えは守る兎汁     0 石黒宏志
31綿虫や齢それなりの骨密度   1    白石みずき
32霜の花ベアトリーチェも病妻も 3    松田ひろむ
33呼び込みのサンタ人形の手の汚れ 0 高良和子
34団塊に腹の虫あり海鼠噛む 0 川目智子
35わたくしの咲き方で咲く帰り花 1 岡崎久子
36落語会はね師走夜の天津飯 0 森谷路子
37前期高齢ポインセチアが赤すぎる 3石  口りんご
38数え日のブレーキ・アクセル・オミクロン1  古川塔子
39コンクールにショパン響かせマスクの手0 行成佳代子
40冬のメダカ成層圏のごと静か  0 翠 雲母
41臘梅や母の吐息の気配する 1 磯部薫子
42生き別ることすら淡し帰り花 0   後藤よしみ
43狐火を見てより体重くなる 0 石口 榮
44葉のゆっさゆっさ大根物語 0 小平 湖
45師走満月尽きし命の様々に 1 高良和子
46濁る窓すみれハウスの群れ匂う 0 福島芳子
47寒鴉私の好きな橋の上     1 中村ふみ
48冬至とは服を重ねて身につける 0 斎藤 藍
49爪を切る小春日和のゆらぐ中 0 中村ふみ
50遊び場は空と海なり冬鷗     0   安原南海子
51冬木の芽少し足りない持ち時間 6 鈴木砂紅
52介護ホームへ冬咲のエリカたち 0 木野俊子
53卓上にあんパンと水聖夜かな 0 鈴木砂紅
54そのかみの思はれ人や掘炬燵 1 荒井 類
55少年サッカー見守る人の息白し 0 小柳 梓
56思い出を忘れぬうちに散る椿 0 岡崎久子
57霜柱総立ち筒状のカレンダー 1 宮 沢子
58空白は密より重し古暦     4 川目智子
59十二月八日土不踏(つちふまず)の骨折1 翠 雲母
60ゴッホ展枯葉舞い込む上野駅 1 小林則子
61オミクロン株におろおろ冬至風呂 0 宮 沢子
62初霜や里芋掘りし畝添ひに 0 高良和子
63冬の蝶阿修羅に会いに行く途中 3 岡崎久子
64考妣(ちちはは)のまたたきはどれ冬銀河 0 荒井 類
65切れそうで父似の縁日向ぼこ 0 中村ふみ
66ひとり来て話の弾む墓参り 3 古川和美
67ボス猫を妻は足蹴に煤払    4 安藤利亮
68紙衣なる胸の新聞バイク便 0  信岡さすけ
69冬の蝶ひらり扉の重き土蔵(くら) 1 荒井 類
70賀状書く三十枚の限定便  0 田辺 花
71風唸る心安からず夜炬燵 0 郡楽清子
72シュトーレンにカードを添えられ聖誕祭0 安原南海子
73新橋は昭和の匂いおでん酒 0 岩渕純子
74義民伝きわだつ国の除夜の鐘 0  信岡さすけ
75声の消ゆビルの狭間に社会鍋 1 磯部薫子
76ネクタイを結んで解いて去年今年 2 石口 榮
77かじけ猫もの言いたげな四つの目 0 森谷路子
78山茶花やこぼれて重なる草の上 1 郡楽清子
79なんの鳥今日も熟柿に集まって 1 古川和美
80葛湯溶くとろりと眠い昼食後 0  白石みずき
81雪虫や歩いてなにも考えず 1 増田萌子
82浮かぶまで沈んでみます冬至粥 1 森谷路子
83煤逃げの顔で新宿経由して 0 小平 湖
84イーブイの耳を食べたし聖夜の子 0 磯部薫子
85朝まだき南瓜のスープ温めて 0 斎藤 藍
86一つより二つがさびし冬林檎 3 川崎果連
87口開きさて身の上は寒蜆    1    行成佳代子
88冬満月むかしむかしはかぐや姫 0   近田吉幸
89ときどきは仰ぎ見るもの冬紅葉 0     古川和美
90初春を夫回復期リハ病院     0 森谷路子
91大掃除小さい人にリードされ   0 小髙沙羅
92羽根つきや付かず離れず突き返す 1 磯部薫子
93川果てる行方を知らず冬薔薇 0  後藤よしみ
94着脹れて只ぼんやりと文士村 0 近田吉幸
95いい人も死んでしまえば寒北斗 3 小髙沙羅
96子は膨れ鍋は焦げ付く年の暮 0  行成佳代子
97見上げたりあけぼの杉の枯葉降る 0 荻野樹美
98雪吊の一斉に断つ月蝕下     0   後藤よしみ
99うっかりの義父の忌日よ虎落笛 0 小林則子
100冬鳩のまばたきしない警戒心 0 福島芳子
101着ぶくれし自転車通勤三十分 0 森谷路子
102味見ともつまみ食いとも小晦日 3 川目智子
103冬三度(みたび)マスクは顔の下着です1 高良和子
104斯く胸を焼きし日のあり福寿草 2   翠 雲母
105煉獄に花ひいらぎの香りほの 0  松田ひろむ
106木の実落つ何か忘れぬ懐かしき 0 福島芳子
107柚子湯してこころ体もほっこりと 0 斎藤 藍
108柚子湯出る海馬ふやけてしまいそう0 鈴木砂紅
109夫婦仲何度塗っても胼割れて 1 石黒宏志
110背後からブルゾン着せる仲となる 0   百目鬼英明
111霜柱働きものの子が二人 0 増田萌子
112ライバルや母と娘の冬銀河 0 磯部薫子
113今日までのもつ鍋セットクリスマス0 百目鬼英明
114手洗いも形だけで冬の水 0 石黒宏志
115八十になった夫へたぬき汁 3 小髙沙羅
116月光る邪心なき色夜語る 0 福島芳子
117裸木の筋肉ゆるめ立ち話 1 古川塔子
118もみの木と向い梟又来年 0 斎藤 藍
119クリスマス後の一日を妻遊び 0  松田ひろむ
120堪忍の緒をほぐしては冬の川 0 小柳 梓
121柚風呂の柚の小振りよ喜寿傘寿 0 小平 湖
122初茜男子化粧室駅ごとに 0  松田ひろむ
123冬晴や竹のようにも見える幹 0 古川和美
124俳壇と歌壇にヒント柚子湯かな 0  安原南海子
125裸木となった栃の木黒々と 0 荻野樹美
126ミサンガの赤が編めずに寒波来る 1 田辺 花
127おぼつかな冬の右足左足 1 中村ふみ
128冬桜若き大工の建てる家 0 木野俊子
129一人去り二人加わる日向ぼこ 1 石口 榮
130婆様は牛歩のように年用意 2 木野俊子
131さらさらと生き様晒す雪女 0 古川塔子
132ジャンパーのポッケの中のデートかな0百目鬼英明
133不織布のマスクをつけて雪女 0  石口りんご
134部屋の隅蜜柑一つ年老いて 0 石黒宏志
135茹で蟹の鋏や遠き労働歌 3 川崎果連
136冬木立啼き交う鳥やカルテット 0 郡楽清子
137千の手の千にそれぞれ師走の陽 1 岡崎久子
138クリスマスはちみつの酒ミード喰む0 斎藤 藍
139毛糸帽合わせ鏡の花一輪 1 小林則子
140改憲にまた非国民初雀     1   信岡さすけ
141地の果ての中村哲へ賀状書く 2  後藤よしみ
142旧姓が恋しい午後の雪催 2 増田萌子
143寒椿けんけんぱあと若返る 1 吉村きら
144夫の盛る仏飯高く暮早し 0 小林則子
145鳩時計いつも遅れて冬うらら 2 岩渕純子
146鬼柚子や役に立つことなくも無く 0 小柳 梓
147クリスマス市松模様の包み紙 0  白石みずき
148研ぎ上がる刃先光りて年用意 0 岩渕純子
149数え日や連絡帳の殴り書き 0 小林則子
150冬林檎朝のナイフの反射光 1 川崎果連
151肉声に追いつ追われつ雪ばんば 0 古川塔子
152冬夕焼川面に淡き色残し 0 小柳 梓
153売れ残りはどこへ行くのかポインセチア0石口りんご
154日めくりのことシュトーレン風邪ごこち0宮 沢子
155凩やスマホばかりを受験生 0 安藤利亮
156カラコロロ落葉転がる師走かな 0 郡楽清子
157セーターの吊り尾根眩し双耳峰 0  百目鬼英明
158お一人さまでも師走の顔になる 2 中村ふみ
159古漬や千葉笑いなる真似ごとを 0  信岡さすけ
160わらぼっち照らす灯籠除夜の鐘 0 近田吉幸
161プラタナスの迷彩模様冬の雨 0 荻野樹美
162鮟鱇を連れて娘の婿が来る 1 木野俊子
163風邪引いてこの世の終わりかと思う3 白石みずき
164子供より親がはしゃいで霜柱 0 古川和美
165メリークリスマスデパ地下のしんがりに0 石口りんご
166橙の彩度増すなりメタセコイヤ 0 郡楽清子
167様づけで子に出す年賀状の虎 3 荒井 類
168練炭で豆煮ることも令和かな 0 鈴木砂紅
169一年のわが身労る柚子湯かな 1  行成佳代子
170未来図の白紙の中に辛夷の芽 0 小平 湖
171鎌倉や急ぎ足なる雪催い 0 荻野樹美
172極月の招き猫にも四十肩 5 川目智子
173荊冠のコロナ禍二年さらに雪 1  松田ひろむ
174住宅街を逃ぐる猪追ふ巡査 0  百目鬼英明
175スニーカー選ぶ煤逃げするために 2  石口りんご
176葱煎餅ぽりぽり噛める歯が欲しい 0 小髙沙羅
177北風と競うタスキを渡される 0 小平 湖
178探し物ばかりのひと日冬籠 0  安原南海子
179手袋でムーンウォーク喜寿傘寿 0 川崎果連
180ひとりづつ回転扉から冬へ 3 岡崎久子
181落葉踏むだんだん過去が追ってくる1 吉村きら
182まだやれる冬至かぼちゃの金スープ0 鈴木砂紅
183日記買う三日坊主になろうとも 1 吉村きら
184枯蔓や東野圭吾の知り始め 0 田辺 花
185やることは山ほどあれど日向ぼこ 2   岩渕純子
186赤蕪の塩味甘味を齧り切る 0 田辺 花
187ガス抜きは強炭酸の冬至湯に 0 川目智子
188老いるとはベランダに引く干蒲団 1 高良和子
189湯冷めしてまだおわらない長電話 0 岩渕純子
190実千両年子の姉妹五十路なり 0  安原南海子
(第22回鴎座通信句会)投句締切=1月26日。5句まで。参加費500円。その他要綱は従来通り。






Last updated  2022年01月17日 05時54分10秒
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