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テーマ:こけし探訪(85)
カテゴリ:遠刈田系
「遠刈田」とは 遠刈田系のこけしで知られている「遠刈田」は、古くは「湯刈田」と呼ばれていたという。(世界大百科事典)。古くは磐城国刈田郡宮村字遠刈田で、遠刈田温泉と松川を隔てた遠刈田新地である。「湯」は温泉であることはいうまでもない。「刈田」は刈田嶺(蔵王連峰)にある蔵王権現の里宮がこの地にあったからである。湯の刈田が遠刈田となったとされている。(参照:ウイキペディア) ただ、私見ながら「遠」は刈田嶺を遠望することではないかと思う。はるかに蔵王権現を崇めているわけである。また、遠刈田温泉は湯治場だけでなく、蔵王権現への登拝者の精進落しの場でもあった。 なお「湯」の読みは「とう」、「遠」の読みは「とお」で現在でも「とうがった」と「とおがった」と両様の読みがあるというが、『こけし辞典』では「とおがった」、郵便番号の検索でも「トオガッタ」とある。つまり「湯」でなく「遠」である。 画像は、遠刈田系で大正初期とされる小原直治7寸(『こけし古作図譜』106より)
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最終更新日
2019年12月14日 05時28分40秒
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