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テーマ:伝統こけしの魅力(99)
カテゴリ:木地山系
小椋久太郎94才を入手(ひやね一金会)
せっかくの書肆ひやねさんだから、商品棚から1本は買うことにしている。まず目についたのは佐藤文吉の小寸16㎝。 つづいて気になったのは、ずんぐりとした久太郎23㎝である。普段見ることのない久太郎と思ったらなんと94才であった。 面描は眉、目ともにやや右下がりに、鼻は太くなるなど全体にぎごちない。また胴模様に滲みがあるなど、おそらく手が不自由になった没年1998年(平成10年)の作であろう。3月21日没であるので、その直前のものであることは間違いない。まさに名工最後の作として味わい深い。銘に「現代名工」と自らある稚気も微笑ましい。これは名工が最後にたどり着いた無欲の作として記念の一本である。名だたる収集家の目前で自信を持って選んだもの。3500円。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年12月07日 11時16分11秒
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