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テーマ:伝統こけしの魅力(99)
カテゴリ:佐藤文吉
佐藤文吉小寸80才81才の魅力 文吉の80才16㎝重ね菊、これは12月6日のひやね一金会で最初に注目したもの。やはりこれが眼力がいい。 81才11.5㎝は福車などと一括落札したもの。胴模様の青のろくろ線は珍しい。こちらの方の表情は穏やか。 文吉最晩年の少寸が期せずして集まった。文吉の最晩年まで変化してやまない工人魂に魅かれるのは私だけではない。ただ一金会でも、人間的には付き合い方が難しい工人だったという意見が多かった。私は会う機会がなく純粋に、作品だけの評価となった。それが私は良かったと思う。 こけし収集について、工人と直接会って入手することを基本とする方もいるが、私は最初は、東京のデパートの即売からだっただけに、作品のみの魅力から入っている。工人と会えばその工人の人柄にほだされるという面があるが、それは作品鑑賞としてはかえって余計な夾雑物が入ることにもなる。 今回の2本は並べてみても味わいが深い。
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最終更新日
2019年12月08日 02時38分08秒
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