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テーマ:こけしの復元(20)
カテゴリ:肘折系
鈴木征一の伊之助型の妖しい魅力 鈴木征一は現在肘折在住の唯一の工人。肘折という系統を一手に引き受けている感じもある。(他に仙台の佐藤昭一とその弟子もいるが) 征一は奥山倉治の弟子で、運七-喜代治を継ぐ。私は肘折では周助系列に興味があって、正直、鈴木征一にはあまり興味がなかった。 ところが、今回ヤフオクで斎藤伊之助型21㎝と小寸9~9.5㎝3本を発見、入手してその妖しい呪力の魅力に認識を新たにした。 KokeshiWikiによると、征一の伊之助型は2004年(平成16年)からという。今回の小寸3本はH17と書込みがあってその初作に近いものだった。その挑戦やよしである。征一の伊之助型も私の収集範囲になりそうだ。 なお、今年2019年の白石の全国こけしコンクールで最高の内閣総理大臣賞を「本人型10号ガラ入れ」で受賞しているが、『東北のこけし』に掲載されている2006年(平成18年)作となんら変わるところはないように思える。コンクールの受賞は本人にとってはうれしいだろうが、あまり意味はないと考えていい。本人型といってみ喜代治型から出ているとも思えない。 むしろせっかく伊之助型を始めたのだからそれを極めて欲しいと思う。
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最終更新日
2019年12月31日 14時35分46秒
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