タイヘンな日本語
タイで見かける変な日本語を“タイヘンな日本語”と勝手に称しました。そんなタイの“タイヘンな日本語”を紹介します。■ 日本語Tシャツタイ人が意味も解らず日本語の文字が入ったTシャツを着ている姿を見ると思わず失笑してしまいます。アユタヤーの市場にある食堂で働いていた女子。「やわらか冷凍」って…。「愛」こちらも同じ市場。「やわらか冷凍」の女子と同一人物です。日本語Tシャツが似合いますねぇ。「イトウタマキ」って誰?「おしゃれ上手は」とプリントされていました。「こんにちは」の文字と懐かしい黒電話の2つに軽い驚きを覚えました。タイで黒電話を見たのはこの一度だけでした。日本語Tシャツを着ていた皆さんに聞いてみましたが、誰一人として自分が着ているTシャツの文字の意味が解る人はいませんでした。まあ、我々日本人も同じようなものでしょうか。意味も解らない英字が入ったTシャツなどを着て歩いていますから。でも、あれって、英語圏の人達から笑われていたりして…。「リポビタンD」 「リポビタンD」Tシャツの裏側にはこんな文字が…。(左)『「リポビタンD」は肉体疲労』で終わってる…。(右)「サカサクソ」とは一体?数字も不可解である。「工事中」 アユタヤーの市場で買ったTシャツ2枚。「微炭酸コーラ」と「ただいま」何となく文字がたどたどしい。数年前、タイの珍妙な日本語Tシャツに魅了され、十数着程買い漁りましたが、中途半端なところで、飽きてしまい、止めてしまいました。日本語Tシャツ買い集めても日本で着る勇気がありませんから。■ 日本語ステッカー車やバイクに日本語のステッカーが貼られているのを度々目にします。誤字がかなり多いです。車に貼られていたステッカー。「ニット」?意味は解りません。その横は読解出来ません。「エッセンシャル」…「ソ」と「ン」、「ツ」と「シ」の区別は難しいようです。■ 緑茶緑茶やお菓子など、商品名に日本語を使っているものも多いです。日本語の文字を入れると売れるとの噂も…。「おはよ」緑茶(グリーンティー)の広告。コンビニやスーパーの飲料コーナーにはたくさんの緑茶が並んで売られています。でも、どれも砂糖たっぷりで激甘です。■ 日本語会話本本屋で日本語会話本を見かけることもよくあります。「にちじようせかつのなかて」「にほんほなそう」??日本語会話本。タイ人が日本語を勉強する為の本です。表紙の文字がたどたどしい。日本語会話を抜粋すると…▼日本語会話の本なのですが…。何故か欧米人の名前ばかり。何とも不可解です。全否定ですか?この会話は成り立っているのでしょうか?「いまいましい」は日常生活では滅多に使わないと思いますが…。初歩的な日本語会話で「いまいましい」をチョイスする意図が解りません。まあ、確かに終電乗り遅れたら、いまいましいのですが…。こちらは別の日本語会話本。「ピッツァ」って…。日本語会話本なのだから、出来れば、 ■来年、日本に行くつもりなんだ。 ■京都にいたんでしょう? ■明日、流しそうめんパーティーするんだけど。にして欲しい。これらの例文は実用出来るのでしょうか?この本を読んで「食い逃げしようぜ」というフレーズを知りました。「キンレーオ、ニーカンタッ」=「食べたら逃げましょう」という意味です。ぜひ使ってみて下さい!~って使えねぇよぉ!タイ人と外食をした時に冗談として使えるフレーズです。