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テーマ:航空業界(1760)
カテゴリ:グライダー
↑の写真、自分が初めてグライダーに乗った時のモノです。 良く見ると計器盤の上、丁度画像の真ん中あたりに何やらヒモのようなモノが写っているのがお判りいただけると思います。 コレはヨーストリング、通称ヒゲと呼ばれているモノで、グライダーの飛行姿勢を知るのにとても重要な装置なのです。 写真の通りに機外に露出した状態で取り付けてあり、このヒゲの向きが機体の中心線に沿って真っ直ぐ向くように直線飛行時も旋回中も姿勢を保つようにします。 もし左右どちらかにヒゲが向いていたら、それは機体が風(気流)に対して真っ直ぐに向いていない、滑っている状態でして、失速を招き易い不安定な姿勢なのです。 計器盤にもコレと同じ状態を確認できる機器が付いていますけれど、このヒゲを見るのが一番確実なのです。 因みにこの写真、操縦しているのは後席の教官ですから、姿勢が凄く良いですよね~。 ヒゲも真っ直ぐ、乗り心地も凄く良かったのを覚えています。 ヘッポコ練習生の自分は、まだまだヒゲを真っ直ぐさせるにも一苦労です(汗) で、何でこんなコトを書いているかと言いますと、昨日観た映画『ファイナル・カウントダウン』で驚きの映像を見てしまったのです。 このヒゲ、グライダーにだけ付いているモンだとばかり思っていましたら、何とF-14戦闘機にもバッチリ付いているんですよ! マッハの速度でヒゲをピロピロピロ~とさせながら飛んでいるのを見て目が点でした・・・。 強力なエンジンを吹かして、超音速でカッ飛んで行く戦闘機のスピードまで行くと、果たして役に立つのやらと一瞬思ってしまいますけれど、エンジンの有無だけで後は基本的に同じ航空機ですから、気流に対しての姿勢を保つという点では一緒なのかもしれませんね~。 高性能な飛行機と身近なグライダーのちょっとした共通点を見られて妙に歓心しちゃっております。 諸事情でこの連休はフライトしていませんけれど、次の日曜には参加するので、ちょっとヤル気が増したような出来事なのでした♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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