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2017.09.10
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カテゴリ:長生きの秘訣
 おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は‘炭水化物の取り過ぎに注意?’という報告です。
 炭水化物摂取量の多さは全死亡リスク上昇と、また総脂質および脂質の種類別の摂取は全死亡リスクの低下と関連する。さらに総脂質および脂質の種類は、心血管疾患(CVD)、心筋梗塞、CVD死と関連していないが、飽和脂質は脳卒中と逆相関していることが確認された。カナダ・マックマスター大学の研究者らが、5大陸18ヵ国で全死亡および心血管疾患への食事の影響を検証した大規模疫学前向き研究の結果を報告した。主要栄養素とCVDや死亡との関連性については、これまでのデータのほとんどが栄養過剰の傾向にある欧州や北米の集団からのもので、他の集団にも当てはまるか不明であった。著者は、「今回の結果を踏まえ、世界的な食事ガイドラインを再検討すべきである」と提言している。
 研究グループは、2003年1月1日~2013年3月31日に、高所得国(カナダ、スウェーデン、アラブ首長国連邦)、中所得国(アルゼンチン、ブラジル、チリ、中国、コロンビア、イラン、マレーシア、パレスチナ自治区、ポーランド、南アフリカ、トルコ)、低所得国(バングラデシュ、インド、パキスタン、ジンバブエ)の計18の国・地域において、35~70歳の13万5,335例を登録し、食事摂取量を食事摂取頻度調査票により調査した後、中央値7.4年で追跡した。主要アウトカムは、全死亡および主要心血管イベント(致死的CVD、非致死的心筋梗塞、脳卒中、心不全)。副次アウトカムは、心筋梗塞、脳卒中、CVD死、非CVD死であった。
 炭水化物、脂質(総脂質と種類別[飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸])およびタンパク質の摂取量を、エネルギー比に基づき5分位で分類し、摂取量と各評価項目との関連について危険率を算出した。追跡期間中に、死亡が5,796例、主要心血管イベントの発生が4,784例記録された。炭水化物は、摂取量が多いほど全死亡リスクが高く、最低5分位群に対する最高5分位群の危険率は1.28倍であった。CVDまたはCVD死のリスクとの関連は確認されなかった。一方、脂質は総脂質および種類別のいずれも、摂取量が多いほど全死亡リスクは低かった。最低5分位群に対する最高5分位群の危険率は、総脂質が0.77倍であった。
 また、飽和脂肪酸は、摂取量が多いほど脳卒中のリスクが低い関連が認められた(最高5分位群 vs.最低5分位群の危険率:0.79倍)。総脂質、飽和および不飽和脂肪酸の摂取量は、心筋梗塞またはCVD死のリスクと有意な関連はみられなかった。
 少し前には脂肪の摂取に関してはあまり問題はないというデータがでたばかりですが、実は炭水化物の方が悪者のなのかも?知れません。でも、よく考えればやはり取り過ぎはどんなものでもあまり良くない訳でして何事も中庸が肝心かも知れません。



 





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Last updated  2017.09.10 03:48:37
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