なんちゃってピアニスト日記

バイオリンのおにぎり教師氏が、

２年の歳月をかけ挑んだ超大作『Chardash』がついに完成したそうである。

氏のバイオリンとワタシがトロンボーンを始めた時期は同じくらい。

「これが出来なきゃ次はこっち、

そっちがダメなら次はこれ」

という”ヘタなテッポゥ、数打ちャ方式”のギャンブラーなワタシに比べ、

氏は、ひとつの曲にじっくりと、

出来るまで取り組む研究者タイプ。

本職はどっかの中学校の数学教諭だそうだけれど、

そのズッコケんばかりの言動から、それは信じ難い。

おもうに、学問のためにその青春を使い果たしてしまったがゆえの現在、

でありましょう。

いいのか、こんなこと書いて。ま、いっか。

さて、今夜はその「Chardash」の完成披露発表会。

演奏者１名、観客兼ピアノ伴奏兼ジャマくり１名

場所、大谷楽器内通称パンダの間。

出がけにトロンボーン中川英二郎さん版「Chardash」を

聴くという余計なことをしてから行く。

難関の１６分音符、弦を押さえずに発音する、クリア。

思ってた以上に良く聞こえたけど、

本人談によると、今日の調子は悪いらしい。

そうか、ごめんチョ、その違いよくわからないョ。

そして、音程についてはお互いさまなのでここでは触れない

つまりが”練習は裏切らない”、ということを学び、

楽器店近くの「鮨屋時蔵」で慰労会。

初めて行ったけど、店はもう３０年以上になるそう。

ナマさかな類が苦手なはずのワタシが、

なんと、板前さんがにぎってくれた１０カンすべてと、

お吸い物、そして、皿の隅に置かれたガリにいたるまで、

パーフェクトでたいらげるという快挙。

こんな味、知らなかったと、小僧の神様状態。

鮨と寿司は違うのか。

ちくしょお、今までの人生、損したかも。（大げさ？）