三羽省吾『ニート・ニート・ニート』
角川書店の文芸雑誌・野性時代1月号掲載。なにかを見つけたい、ここじゃないなにか、なにか大事なことに気づいてないんじゃないか、そういう気持ち分かります、自分でも経験ある、でも、自分はがんばるような人間ではなかったのですが、仕事はがんばってました、がんばるって楽しいな、仕事ができなくなってから気づきました。新しいなにかじゃなくて、今やってることを深く掘り下げてみる、がんばってみる、それだけでも楽しくなる、歳のせいか、こころの病気のせいか、がんばりが効かなくなって、がんばらずに生きていくって、どうすればいいのかさっぱりわかりません、中年の悩みってやつですね、若い人は、がんばればイイだけですよ、やりすぎには注意してください。