スペイン村でのパート勤務
団体客も受け付ける巨大レストランで働きました。広くてきれいな職場は、それだけで気持ちよかったです。身分が、社員、契約社員、派遣社員、と分かれています。社員にも、エリート男性社員、調理師、女性事務員、と分かれ、派遣にも、一般、大学生、高校生、といます。職種にも、ホール、事務、調理、調理補助、洗い場、とあります。それらがいりくみ10ぐらいのグループというか派閥に分かれます。それぞれが仕事に取り組む心構えが違い独特のカラーを持ちます。人の思いが渦巻きスリリングで緊張感ある職場でした。そんなぴりぴりした雰囲気が大好きなので、楽しんでしまいました。派遣一般の洗い場で働きました。身分的に最下層で、もっともキツイ仕事です。メインの仕事は洗い場、肉体的にキツイ仕事なので、そっせんしてこの仕事につき、良い評価を得られたと思います。でも私に期待されているのは、調理補助全般でした。楽な仕事なので、これだけやってると、人間関係キビシイと判断し、洗い場が忙しくなると、すぐにそちらに移るようにしました。シフトがエリート男性社員との関係で決められていたので、私の立ち位置は社員に近いのです。私はどの派閥にも属さない、不思議なポジションにいて、複雑にいりくんだ人間関係をうまく泳ぎきれたと思っています。ミジメに感じるような仕事なんですが、それはそれは楽しいものでした。