DG の新雑誌World at War の発行準備完了!
DG のHP に1/28付けのニュースとしてWorld at War 誌の最初の4号分(つまり1年分)のゲームの準備がすべて整い、印刷屋に送られたということが掲載された。サンプル写真などはS&T のweb サイトに掲載されている。なお、その記念となる第1号のゲームはTy Bomba のBarbarossa である。ということでS&T のHP を見に行ったのだが、こちらには以下の情報がアップされている。第1号のBarbarossa だがJim Dunnigan が1969年に発表したゲームのリメイクだそうだ(!) シークエンスも紹介されているが、両軍とも移動-戦闘ではなく「移動または準備された突撃」というフェイズ名で2回同じフェイズが続く形になっている。想像だが、移動と戦闘の順番をプレイヤーが任意に決定できるとともに、戦闘-戦闘とか移動-移動もできるのではないだろうか。複数のターンにまたがって移動ばかり続けてもいいのなら、なかなか革新的なシステムである。うまく動くかどうかは不明だが(笑)。ユニット数は280個ということなので、大きくもなく小さくもない典型的なサイズのゲームだろう。私はCOnsim のこのゲームのフォーラムの議論は全く目を通していないので、これ以上の詳細はわからない。悪しからず。なおカバーアートは3W のSpires of Kremline に使われたものと同じ写真である。ちょっと悪い予感が・・・・・(笑) 第2号はSolomons Campaign である。これまた古いSPI ゲームのリメイクである。SPI のものは雷撃されたワスプの表紙だったが、新版は空母上(インデペンデンス級?)の戦闘機(ワイルドキャットかヘルキャットか私にはよくわからない)という勇ましいアメリカという感じになっている。マップはカラーになったが、内容はほとんど変わっていないように見える。オリジナルのゲームは悪い評判は聞かないが、いい評判も聞かないもので、たしか「出版された時代を考えればよく出来たゲーム」という誉めているのかけなしているのかわからない論評を読んだような記憶がある。 第3号はBulge である。これもオリジナルはSPI であり、日本でもHJ が和訳を付けて売ったり、Basic 3 の中に取り上げられたりと比較的我々日本人にもメジャーなものである。私もバルジフリークとして所有しているが、持っているのはBig Red One のほうである(映画に合わせて作られたバージョンで、箱のアートだけが違い、中身はまったく同じもの)。新作のほうだが、以下の4つのアップデートを図っているとのこと。(1) グラフィックのアップデート:ユニットとへクスを大きくし、ユニットもアイコンチックなものとNATOシンボルの2種類から好きなほうを選べるそうだ!! 要するにユニットが2セット付くということである(これは多分、世界初の快挙である。(暴挙かもしれないが・・・笑))。(2) 地図に最新の知見を反映(Joe Youst はアルデンヌの道を知り尽くしているそうで、彼の助言に基づき地図を作り直したそうだ)(3) オーダー・オブ・バトルの見直し(4) ゲームの短縮化:ドイツ軍の攻勢のみを扱うゲームとした(12/16から25までのゲームとなった) 第4号はUSAAF: Strategic Bombing Operations Over thr THird Reich, 1944 である。似たようなタイトルが旧SPI にあったような気もするがはっきりと記憶していない。S&T のHP にも特に何か古いゲームのリメイクとは書いていないので、もしかしたら完全な新作かもしれない。ゲームは戦略爆撃により史実よりいかに早く第三帝国の息の根を止めるかという観点のゲームだそうだ。