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カテゴリ:共感することば
たまたま目にしたのですが、なるほどと共感しました。平和研究所の黒田壽郎氏のことばです。引用させていただきます。
理想的な社会は交換価値に基づく交換活動と贈与的活動が平行を保ってはじめて実現されるとするイスラームの視点からすると、大企業が合併吸収して組織的に勝者と敗者(格差社会)が作られている現代社会の状況は必然的に人間が本当の人間であることを組織的に疎外し、結果として他社の軽視、無視を生み出していく。 「交換活動と同時に人に捧げる贈与活動があってはじめてバランスがとれた社会がなりたちうる」とする「贈与経済」のあり方は行き過ぎて一方に偏ってしまったいびつな社会構造、世界のあり方を正していくためのひとつの大きな対抗価値として意義が大きい。 イスラム世界の価値観すべてに賛成できるわけではありませんが、経済に対する考え方はイスラムや仏教やアメリカ原住民の方が正しいような気がします。ブッシュたちがイスラムを悪者のイメージにしたて攻撃したのは、金利のないイスラム銀行が邪魔だったからという説もあります。 今、生協叩きをしているのも、利潤追及が目的でない組織が邪魔だからかもしれない、と思います。スーパーと内容が変わらなくなってしまった生協もありますけれど、まだまだこだわり続けている生活クラブみたいなところもあって、これからの時代生産者の顔が見える生協はますます必要性が増すと思います。 食の安全の大切さ、毒物混入の恐怖を実感している今こそ、石原都知事は、汚染された土地への生鮮市場移転計画を白紙撤回すべきです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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