本の足跡

　女王国の城（下）

評価：★★★☆☆

ミステリー長編。

--- 梗概 -------------

江神さんと再会できてほっとしたのも束の間、人類協会の総本部で大事件が発生。それなのに、協会は外部との連絡を断ち自力で犯人を見つけるという。どうしてこうなってしまうの？殺人事件に巻き込まれるだけでたくさんなのに、また閉じ込められてしまった。翌朝轟いた銃声は事態をさらに悪化させたけれど、これを好機と見てモチさんとアリスが行動を開始、織田さんと私も...。(｢BOOK｣データベースより)

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バレンタイングッズを大量に買いに行きました。材料やらラッピング、カップやメッセージカード。かわいいのがたくさんあってみているだけでもドキドキしちゃう♪♪ただ如何せん高い・・・どう考えてもVD価格だろっ(＃ﾟДﾟ)クーベルチュール・チョコが五百円って！！明治さんの板チョコで充分っ(笑)あっちなみに私はお付き合いで行っただけで、一切買いませんでしたけどね(　・`ω・´)キラン

わが身の至らなさも『世界がアンフェアだからだ』と自己弁護できる人任せの社会は、責任も人に投げ出す。

(P314より)

江神さんですょ。事件が見事に解決しました。(*´∀｀*)

いやーーー相変わらず素晴らしいトリックですね。天才です。

たくさんの謎がどれも一見つながらなそうな形でちりばめられてるんですけど、それが最後に見事に全て解決されるんです。気持ちいいーーーー！！

バラバラになったパズルのピースがぴったりはまるんです！！たまんないっ！！ここまでわけわからない、散り散りばらばらだった謎が最後に収斂される！！この一瞬がぞくぞくするほど気持ちよいのです。これぞミステリの醍醐味(*´∀｀*)

今回も最後の最後まで物語はわからないのです。衝撃につぐ衝撃。驚天動地の結末とはこのことですねっ(*ﾟ∀ﾟ*)

おもしろいことは間違いないんですけど、今回は謎以外の部分があんまり・・・。私は、有栖川有栖さんの作品は、精度の高い一級品の謎解きにあることはさることながら、情緒豊かなストーリーにあると思ってるんです。

文学とミステリの融合が有栖川作品だと。謎解き以外にも、人の琴線に触れるような美しい文章。含蓄ある表現etc。

謎解き以外にも人生を教えてくれるような作品が多くて、そこが好きだったりもするので、今回はそこが少し少なかったな？と思うので星三つとしました。

ただ、ミステリだけならやはり満点です！！だって彼は天才ですものっ(*´σｰ｀)

===　20冊目　読了　===