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国税局の役人であるベンは、7人の名前が書かれたリストを手にある計画をすすめていた。
まず、それぞれにアプローチし、彼らがベンの意に沿う人物かどうか確かめる。 そして意に沿う人物だった場合は、彼らの人生が変わるほどの”贈り物”をするのだった。 だがその計画は、魅力的な女性エミリーとの出会いによってベンを苦しませるものになる。 なぜベンはその計画を進めるのか、いったいベンの目的は何なのだろうか・・・。 オープニングの救急車を呼ぶ電話のシーンから一気に引き込まれた。 その後も主人公ベンの謎の行動が物語をグイグイと引っ張っていき、全く飽きさせない。 謎の行動は、何か意図があるのは分かるがその真意が見えないという類のもので、 その分かりそうで分からないギリギリ加減が心地よい。 物語が中盤まで進むと、大抵の人はオチに気付いてしまうだろう。 でも、それは作り手側も折り込み済みなので、それによって面白さが削がれることはない。 後半は心臓病を患っている女性エミリーとの恋愛と苦悩がメインとなっていくのだが、 前半の謎の行動に比べて牽引力が弱くなってしまうのが惜しい。 彼女と過ごす場面は、ベンを演じるウィル・スミスの何かを心に秘めた悲しげな抑えた演技が光り、 とても魅力的に描かれており、それ自体に全く問題はない。 ただ、前半が前半だけに、これも計画の一部かも?と、どうして疑った見方をしてしまう。 この後半をどれだけ素直な気持ちで見ることができるかが、この作品のカギかもしれない。 主演のウェル・スミスの経歴を見たら凄かった! マサチューセッツ工科大学の推薦と得るも、それを蹴って歌手デビューし、グラミー賞受賞。俳優業に進出するとアカデミー賞にもノミネート。そして、今やハリウッドでも屈指のドル箱スター。 どんだけ完璧なんだよ、ウィル・スミス! ■7つの贈り物 おすすめ度(3点満点): お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月31日 21時32分05秒
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